薬液レス・幅広い材料対応を実現する新しい表面改質技術

魁半導体
営業部
なし

守本 彩良氏

当社は独自の低温・非平衡プラズマ技術を用いて、各種材料表面に超撥水特性を付与する技術を開発しています。本技術は、従来のコーティングや薬液処理とは異なり、分子レベルでの表面改質を実現し、金属、ガラス、セラミックス、各種樹脂、とりわけフッ素系樹脂などの難処理材料にも適用可能です。また薬液を使用しないドライプロセスであることから環境負荷が少なく、電子デバイスの防水・防湿、医療・バイオ分野における液体制御、輸送・建材分野の防汚・防錆など、多様な応用展開が期待されています。本講演では、超撥水表面の実例とともに、製造現場での活用可能性を紹介いたします。

難処理材に対する高密着プロセスが拓く新たな製造アプローチ

魁半導体
営業部
なし

守本 彩良氏

フッ素樹脂は優れた耐薬品性・低摩擦性を持ち、多くの産業で利用される一方、極めて低い表面エネルギーにより接着・密着処理が困難な材料として知られています。当社は独自の低温・非平衡プラズマ技術により、フッ素系樹脂表面に高密着性を付与するプロセスを開発しました。本技術は化学薬品を使用せず、分子レベルの表面改質を短時間で実現可能です。また金属・樹脂・コーティング剤など多様な材料との密着性向上が確認されており、電子デバイス、医療機器、輸送機器などの製造における工程簡素化や品質向上に寄与します。本講演では、処理メカニズムおよび産業応用例について紹介いたします。