| 会場 | : | SURTECH セミナー会場(南4ホール) |
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― 荷重・温度・環境を統合制御し、ナノからマクロまでをつなぐ評価プラットフォーム ―
Rtec-Instruments株式会社 アプリケーション&セールスマネージャー。
トライボロジー試験機の販売・技術サポートに長年従事し、現職では多機能トライボメーターMFTシリーズ、転がり摩擦試験機TRT/MPT、真空摩擦試験機MVTなどの販売、カスタマイズ、安全設計、導入支援を担当。貿易実務やメカニカルエンジニアとしての経験も活かし、提案から導入まで一貫して対応し、国内顧客のトライボロジー評価環境構築を支援している。
Rtec-Instrumentsは、ナノスケールの材料特性から実使用条件下の摩擦挙動まで、複数の評価装置を組み合わせて “材料の本質” を多面的に捉える新しい試験アプローチを提案します。
まず、SMT-2000ナノインデンターにより、薄膜・コーティング材料の硬さ・弾性率・破壊挙動を高分解能で測定し、材料の基礎特性を精密に把握します。そのうえで、新開発のミニトラクションモジュールを用いて、現場に近い荷重・温度・滑り条件下で転がり摩擦挙動を再現性高く評価します。歪みゲージ式ロードセルと閉ループ制御の採用により、低荷重から高荷重まで1台で高精度な試験が可能です。
本講演では、ナノ変形挙動と実使用摩擦挙動を統合した評価手法を通して、荷重・温度・環境を制御した「実験室で現場を再現する」新しい材料評価の方向性をご紹介します。