超臨界水酸化法によるフォーエバー・ケミカルの完全分解
超臨界水酸化(SCWO)によりPFASを含む難分解性環境汚染物質を検出限界以下まで完全分解するSuperOxシステム
【講演者プロフィール】
製紙・化学・産業分野で40年以上の国際経験を有する経営と技術のプロフェッショナル。日米欧で研究開発、事業再生、M&A、PMIや海外事業統括を歴任し、社長・代表取締役として複数企業の成長と再建を主導。現在は新規顧客開拓や事業課題解決を支援する傍ら、PFAS問題の解決を目指してデンマークのAquarden Technologies社の超臨界水酸化技術を日本に導入するために合同会社ピーファスバスターズを設立。
【講演概要】
Aquarden Technologiesは、超臨界水酸化(SCWO)技術を開発し、SuperOxシステムを導入した。本システムは、PFAS・農薬・医薬品など分解が困難な環境毒性物質を破壊するために利用されている。同社は、様々な国において本システムを使ってPFASを含む水性膜形成泡消火剤(AFFF)、埋立地浸出水、逆浸透(RO)やナノフィルター(NF)による濃縮水、粒状活性炭(GAC)のエタノール洗浄水、泡沫分離による濃縮泡、使用済みの粒状活性炭やイオン交換樹脂などに対する試験を行った。その結果、本システムは各種材料中のPFASを検出限界以下まで分解できることが確認された。現在、SuperOxシステムはヨーロッパの5か国以上で導入されている。
燃焼法イオンクロマトグラフィを用いたPFAS分析の紹介
メトロームジャパン
IC部
部長 兼 プロダクトマネージャー
小林 泰之氏
【講演概要】
燃焼法イオンクロマトグラフィ(CIC)は、PFASをFイオンの総量として評価する分析手法である。本法では試料を高温で完全燃焼し、生成したハロゲン化物イオンや硫黄化合物を吸収溶液中に捕集した後、イオンクロマトグラフィにより定量する。これにより、個別測定が困難な前駆体化合物や未知PFASを含む有機フッ素や総フッ素を評価でき、規制動向に対応した包括的な監視が可能となる。CICは環境水、排水、固形試料など多様なマトリックスに適用でき、PFASリスク管理に有効な技術である。本講演では、Metrohm製CICの特徴も交えつつ、CICを用いたPFAS分析を紹介する。