会場 | : | シーズ&ニーズセミナーB(東4ホール) |
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脱炭素社会の実現に向けて、各社が開発を競う植物材料。
環境面だけでなく、軽量かつ耐熱性が優れるといった特性を活かし
自動車などに向けた工業用材料として注目を集めている。
とくにその中でも植物繊維の構成要素であるセルロースやナノセルロースを用いた材料開発が
企業のみならず、国、自治体の支援を受けながら社会実装に向けて進められている。
2020年設立の「ナノセルロースジャパン(NCJ)」は、産官学の連携によるナノセルロースの
技術開発と普及、会員企業間の協業や事業化推進によるナノセルロースの実用化・産業規模の拡大、
さらには国際標準化による日本の産業競争力の向上を目的としている。
我々はその中で、知財戦略ワーキンググループとして活動を行っている。
セルロースの工業用途利用についての動向を特許ならびに
展示会からの視点でまとめたので報告する。