会場 | : | ステージ C(東1ホール) |
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ソニー入社後、余剰バイオマスを原料に用いた電池材料の研究開発に従事。その過程で、米の籾殻から新規な微細構造を有する多孔質カーボン素材トリポーラス™を開発。現在、トリポーラスの優れた吸着特性を活かし、PFAS問題をはじめとする様々な社会課題の解決を目指したオープイノベーションを推進中。
ソニーは米の籾殻を原料にユニークな微細構造を有する多孔質カーボン素材トリポーラスを開発した。米の籾殻は、日本で年間約200万トン、世界で年間1億トン以上排出されている余剰バイオマスであり、廃棄による環境への負荷が問題になっている。
本講演では、従来の活性炭などの吸着材と比較したトリポーラスの基本的な特性と、高濃度のPFASが含まれる環境水や土壌に対するトリポーラスの除去効果について、最新の試験結果を交えて報告する。