会場 | : | イノベーションステージ (東5ホール) |
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2002年4月筑波大学大学院博士課程化学研究科修了(博士(理学))。キヤノン株式会社を経て、2007年4月産業技術総合研究所に入所。入所後、分子触媒の固定化技術、砂を原料とする有用化学品の直接製造技術の開発に従事。専門は、有機金属化学、触媒化学。
近年、CO2を炭素資源として有効活用し、さまざまな有用化学品、燃料、コンクリート等へ変換する技術の開発が重要視されている。このCO2変換技術を通じた大気中に放出されるCO2の削減、ならびに新しい資源の安定的な確保の実現に向けた研究開発は、喫緊の社会課題である「気候変動問題」の解決に向けた鍵となるテーマである。本講演では、CO2を原料として、プラスチック原料等の各種化学品を製造するための技術開発の動向について解説する。