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本学保有の溶融延伸技術によって、有機溶剤や可塑剤を一切用いることなく、大面積で高強度な超高分子量ポリエチレン製の超薄膜を創製しており、これらはバリア膜や絶縁膜として利用できるとともに、電池セパレーターやフィルター用途のナノ多孔質化も可能である。また、弘前大学との共同研究により、高い引き裂き強度と撥水性を兼ね備えた超高分子量ポリエチレン製シートを重合工程でダイレクトに製膜することにも成功している。

生産性向上

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高分子成形における環境低負荷型成形法（グリーンプロセッシング）の展開として、無溶媒プロセスによる高性能フィルム・繊維作製技術を紹介する。高強度をもたらすものの成形性に乏しい超高分子量ポリマーの溶融成形において、インプロセス計測による動的ナノ構造解析を導入し、成形過程における構造形成挙動をプロセス条件にフィードバックすることで、高強度フィルムやサブミクロン自立薄膜、高強度繊維の作製に成功している。

SDGs

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高分子半導体は、柔軟性や軽量なため電界効果トランジスタ（FET）や太陽電池、OLEDでの研究・開発が進められている。そのデバイス開発には、特に動作中のデバイス状態の評価が重要となる。薄膜デバイスの動作中の測定方法として、スピン状態のオペランドが可能な測定手法を紹介する。この測定により、有機半導体のエレクトロニクス材料のみならず、スピン状態が重要となるスピントロニクス材料としての評価が可能となる。

AI、脱炭素・カーボンニュートラル

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シームレス活性炭は、多孔質炭素モノリス膜の一種で、従来の活性炭粉末のコンポジット電極塗工膜とは異なり、粒子界面が存在しないのが特徴です。既に上市されている樹脂系濾過材を通常の活性炭製造技術（賦活）を使って作製するため、生産性に優れます。また、シームレス活性炭は電気化学キャパシタ、空気電池、レドックスフロー電池への応用例があり、それぞれ優れた特性が発現することが明らかになっています。

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次世代電池

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家電製品から自動車産業に至るまで、新機能や軽量化に向けた技術革新が求められている。本出展では、物理・化学的手法を用いて、金属や樹脂を低温・低変形量で接続する工法について紹介する。さらに、接合したものの、易解体を目指した分離技術についても紹介する。

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次世代電池、生産性向上、脱炭素・カーボンニュートラル

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炭素材料の分子構造は極めて複雑であり、従来の分析手法では正確な評価が困難でした。本開発手法では炭素材料の欠陥や官能基の精密分析、またそれら欠陥サイトの分子内分布の解析を実現します。本手法は黒鉛をはじめCNT、グラフェン、活性炭等すべての炭素材料に適応可能な唯一無二の分析手法です。

次世代電池、省人化・自動化・最適化