会場 | : | メインシアター (東4ホール) |
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~CNFは脱炭素社会に実現に向けた新たな地域資源~
CNFは新たな地域資源として地域経済の発展に大きく寄与できる可能性を秘めています。CNFの原材料は地域に豊富にある森林資源を活用するカーボンニュートラル素材であり、脱炭素社会を実現に向けて最も期待されている革新素材の一つです。当該シンポジウムでは、CNFを活用した地域経済の構造転換(GX)を目指した先進的な実践事例を紹介するとともに、今後の地域イノベーションを実現するためのポイントについて皆さんと共に考えます。
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1999年:東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻博士課程修了
2001年:日本化薬株式会社入社
2012年:東京理科大学大学院 総合科学技術経営研究科技術経営専攻(MOT)修了
2017年9月:日本化薬株式会社退職
2017年10月:静岡大学農学部ふじのくにCNF寄附講座 特任教授
2023年4月より現職
静岡県はCNF関連産業の活性化を目指し、2015年にふじのくにCNFフォーラムを設立した。静岡大学との連携により、CNFに特化した研究室を「ふじのくにCNF寄附講座」として2017年度に農学部に開設し、10月に特任教員を講師として新たに迎えた。2019年5月には、富士工業技術支援センター内に静大CNFサテライトオフィスが開設され、富士市内および県内外企業からの技術相談の場としても利用している。
富士市は2019年11月に富士市CNFプラットフォームを設立し、CNF実用化研究委託事業、CNFチャレンジ補助金、ビジネスマッチング、社会人向けCNF実践セミナー開催等、企業間、産学連携での製品化に向けたきめ細やかな活動を進めている。
静岡県、富士市がともに連携しながら、ふじのくにセルロース国際展示会、国際シンポジウム等の開催、また、静岡大学との共創による社会実装に向けた数々の取り組みを行っている。
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昭和63年/岡山県工業技術センターに配属、平成19年/有機材料グループ長、平成27年/研究開発部長、平成30年/研究企画部長、令和5年/所長に着任。
岡山県では、2004年から「おかやまグリーンバイオ・プロジェクト」として、県内に豊富に存在する木質資源を活用したセルロースナノファイバー等の高付加価値新素材の生産技術及び木質バイオマスを利活用した新技術・新製品の研究開発・事業化支援等を通じて、環境に配慮した新たなバイオマス産業の創出に取り組んでまいりました。
今回は、岡山県及び地域プラットフォーム「晴れの国CNF連絡会」におけるセルロースナノファイバーの実用化に向けた取組について、活動の背景やこれまでの取組の成果と課題、今後の取組の方向性などについて御紹介します。
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四国CNFプラットフォームの活動支援体制とCNF連続脱水・シート化技術の実用化事例紹介
1983年 大蔵省印刷局入局 小田原工場
1986年 大蔵省印刷局 研究所 技術開発研究部
1991年 東京大学農学部林産学科(国内留学)
2001年 財務省印刷局 研究所 製紙研究部 主任研究員
2005年 国立印刷局開発部 主任専門官
2009年 国立印刷局セキュリティ製品事業部 参事
2010年 愛媛大学大学院 農学研究科「紙産業特別コース」教授
2014年 愛媛大学 紙産業イノベーションセンター センター長
2019年 愛媛大学 特別栄誉教授
四国CNFプラットフォームは、セルロースナノファイバー(CNF)関連産業を創出することを目的に、平成28年5月に活動をスタートしました。本講演では、四国CNFプラットフォームの活動支援体制と、CNF連続脱水・シート化技術の実用化事例について報告します。
1.四国CNFプラットフォームの主な活動としては、参加者がスパイラルアップできる仕組みづくりを目指して、3つの機能(学びの場、体験の場、実施の場)を有する3ステージで活動しています。
2.CNFは一般的に水中でナノスケールまで解す必要があるため、98~99%の水が含まれています。大部分が水のCNFは運搬に多くのコストが必要であり、ユーザー側も使いにくい等の課題がありました。
そこで、我々は、抄紙技術を応用したCNF連続脱水装置を開発し、CNFの微細な繊維を逃すことなく、脱水することに成功しました。更に、搾水・乾燥機構を追加し、CNF乾燥シートを連続製造可能な装置を開発しました。
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セルロースナノファイバー[CNF]は現在、実用化・事業化段階に入っており、それらの応用展開についても多くの分野から実用化・事業化事例が出て来ている。今回、日本各地における具体的な製品化事例を紹介する。
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京都大学生存圏研究所生物機能材料分野教授、農学博士。
1986年京都大学農学研究科林産工学専攻博士後期課程中退。1986年京都府立大学助手。同講師、京都大学木質科学研究所助教授を経て2004年より現職。2014年-2016年ナノセルロースフォーラム会長。J-Innovation HUB バイオナノマテリアル共同研究拠点代表。第37回本田賞、米国紙パルプ技術協会ナノテクノロジー部門賞、令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰、他受賞
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