会場 | : | シーズ&ニーズセミナーB(東4ホール) |
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1988年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了.2014年より東京大学大学院工学系研究科教授.ナノスケール熱工学,分子動力学シミュレーション,カーボンナノチューブ,グラフェン,1次元ヘテロ構造,太陽電池応用などの研究に従事.2011年から2020年まで「フラーレン・ナノチューブ・グラフェン研究会」の会長を務め,国際会議シリーズNTの運営委員会の共同議長を務める.
幅広く進む単層カーボンナノチューブの合成,精製,評価と応用について概観するとともに単層カーボンナノチューブの外層に窒化ホウ素ナノチューブや遷移金属ダイカルコゲナイドナノチューブを同心上に形成した1次元ファンデルワールスヘテロ構造の可能性を議論する.
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1996年筑波大学大学院化学研究科博士課程修了。その後、理化学研究所基礎科学特別研究員、信州大学助手、岡山大学准教授、研究教授を経て、2021年富山大学都市デザイン学部教授。専門分野は、有機光化学、ナノ材料化学。
光触媒を用いた水分解によるCO2フリー水素製造は、人工光合成とも言われ、水素社会の基盤技術となることが期待されています。本講演では、単層カーボンナノチューブが、太陽光吸収材料として優れた特性を有することに着目したカーボンナノチューブ(CNT)光触媒の開発と、それを用いた水素製造技術について紹介します。
CNTの表面修飾により得られるCNT 光触媒は、従来の光触媒ではほとんど活性を示さない波長1000 nmの近赤外光照射下で外部量子収率10%を超える高い水素生成活性を示し、バナジン酸ビスマス(BiVO4)を酸素発生光触媒として用いる2段階光励起系を用いると、水完全分解反応が進行することが明らかとなりました。
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株式会社 美粒 代表取締役
美粒が取得した特許の全発明者である。
特別な前処理なく、市販のSWCNT、0.3%濃度、IPAでもCMC入り水溶液でも、0.09mmノズルを詰まらせることなく、圧力100Mpaで、1パスで処理できる。0.09mmノズル、圧力100Mpa、流量 200㏄/分。粉砕ではないから、CNTを壊すことなく解繊する。だから、高アスペクト比維持、高G/D比維持できる。純度85%SWCNTを、前処理を手撹拌程度で、0.09mmノズルを1パスで通すことは、不可能である。なぜ、できるのか、DMRシステムと美粒システムだからである。費用対効果からみて、CNTを解繊するとき、今後、このシステムが世界標準になる。CNTを粉砕しても、価値は半減する。100Mpa,0.09mm ノズル、1パス、純度85%SWCNT、流量200cc/min, 高アスペクト比維持、高G/D比維持、このキーワードだけで十分である。