会場 | : | ステージD(東7ホール) |
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途上国の飲料水浄化を太陽光と光触媒で実現
1994年3月 大阪府立大学大学院工学研究科修了
1994-1995 神奈川科学技術アカデミー博士研究員
1995-現在 工業技術院資源環境技術総合研究所(現、産業技術総合研究所)入所
この間
1997年 ニューメキシコ大学客員助教授(アルバカーキ、USA)
2000-2001 フランス国立科学研究所客員研究員(リヨン、France)
2014-2018 中央大学大学院兼任講師
2020-現在 千葉工業大学客員教授
途上国における飲料水を取り巻く環境は農村部を中心に劣悪である。このため、安全な水へのアクセスを目標としたSDGsも設定されている。その主な原因はインフラ設備の未整備であるが、途上国の多くが低緯度地域に位置していることを考えると、太陽光を利用することで飲料水の浄化ができる光触媒は非常に大きな可能性を有している。但し、水処理用に特化した光触媒材料の不在、現地における水利用状況の実態情報欠落、地域によって異なる水組成など、検討すべき課題は多い。特に、途上国での飲料水浄化を考える上で、経済的ならびにメンテナンスにユーザーの負担を掛けない技術は必須である。このため、光触媒水浄化の抱えるこれら問題点を一つ一つ解決していくことで、安全な水へのアクセスが実現し、最終的には光触媒が途上国の抱える水問題そのものの解決に資することが期待される。
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