積雪寒冷地域における高効率帯水層蓄熱システムを利活用した『ZEB』について
日本地下水開発株式会社
専務取締役
特定非営利活動法人地中熱利用促進協会
制度施策部会
理事
桂木 聖彦氏
【講演者プロフィール】
1964年3月18日生まれ
1988年3月 明治大学経営学部卒
2019年3月 秋田大学大学院国際資源学研究科博士後期課程修了。博士(工学)の学位授与
2009年~NPO法人地中熱利用促進協会理事
2011年~ 山形県のエネルギー戦略検討委員会委員
【講演概要】
冬期間に太陽光発電による創エネが多く見込めないことから、『ZEB』(100%のZEB)達成は難しいと言われてきた積雪寒冷地域(山形県山形市)において、気密性や断熱性を高めた建物に、2014~2018年度に行われたNEDOの「再生可能エネルギー熱利用技術開発」で社会実装に成功した「高効率帯水層蓄熱冷暖房システム」を組み込むことで、『ZEB』を2年連続で実現している建物についてデータを交えて紹介するとともに、ZEBリーディングオーナー登録制度で公表されている2023年9月末時点でのZEB登録数548件をベースに、国内のZEBにおける地中熱の導入状況について解説する。