会場 | : | ステージB(東8ホール) |
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日本は世界第62位の国土面積を持ちながら、排他的経済水域では世界第6位の海洋国家です。将来の日本経済は海洋関連事業の成功に大きく依存しています。
エンジニアリング協会はこの認識に基づき、都度、重要と考える海洋関連の調査・研究開発・実証事業を積極的に展開しています。近年の状況を鑑み「洋上風力発電に関わる教材の開発・人材育成及び各種セミナー開催」、「浮体式洋上風力発電の商用化に向けたロードマップ作成(国内サプライチェーン形成)」、「海洋ロボティクスの推進」、「各種ガイドラインの作成」といった要点に焦点を当て、積極的に活動を展開しています。
また、大学生及び大学院生向けの技術者育成カリキュラムとして洋上風力発電に特化したプログラムを提案しています。例えば、「洋上風力発電EPCプロジェクトマネジメントコース」などがその一環です。
最後に、海洋産業発展(洋上風力発電関連)のための人材育成について解説いたします。
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環境保全、漁業への影響低減、国内サプライチェーン活用を実現する浮体式洋上発電設備
発電、化学プラント、電気通信、金融、企業経営などの分野で40年以上グローバルビジネスに携わる。再生可能エネルギー分野の外国企業の技術、製品、サービスの日本市場への導入を推進している。
TLP(緊張係留)方式による浮体式洋上風力発電の海洋産業への影響につき、英国マリンパワーシステムズ(MPS)の浮体設備PelaFrexでご説明いたします。
TLPは係留索を海底に固定し、張力をかけて風車を支える仕組みで、他の係留方法に比べ海底における占有面積が小さく漁業への影響を最小限にとどめます。PelaFlexの係留索はアラミド繊維を採用していることからスチール製に比べ海中のノイズを大幅に低減し海洋空間への環境保全に努めています。
PelaFlexはモノパイルを組み合わせた構造で、短期間で大量の生産を低コストで実現しており、発電事業者の事業性向上に貢献すると同時に、国内のサプライチェーンの活用、港湾負担の軽減を実現します。
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1990年 三菱重工業株式会社入社 橋梁・沿岸構造物の設計業務に従事
2006年 三菱重工橋梁エンジニアリング株式会社 橋梁・沿岸構造物の設計業務
2015年 エム・エムブリッジ株式会社 橋梁・沿岸構造物の設計業務
2016年 日本大学にて博士取得
2004年 サンゴの増殖研究着手 現在に至る
私たちは、2004年から石垣島で「微弱電流によるサンゴの増殖技術の研究」、通称GMC(Galvanic Method for Corals)に取り組んでいます。この研究により、サンゴの成長促進効果やGMCを応用した基盤へのサンゴの着床効果を実証しました。
2018年からは、長崎県高島でGMC技術を活用したエコツーリズムに力を注いでいます。高島海水浴場にサンゴ生育棚を設置し、「シュノーケリングピクニック」という体験型のエコツーリズム活動を展開しています。コロナ禍にも関わらず、昨年度は過去最高の参加者数を記録しました。この報告では、生育棚を活用したエコツーリズムの効果と、サンゴの成長効果について詳しく説明します。