会場 | : | ステージD(東7ホール) |
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ソニー入社後、余剰バイオマスを原料に用いた電池材料の研究開発に従事。その過程で、米の籾殻から新規な微細構造を有する多孔質カーボン素材トリポーラス™を開発。現在、トリポーラスの優れた吸着特性を活かした社会課題解決を目指してオープイノベーションを推進中。環境省の委託事業「エネルギー利用に向けた籾殻のマテリアルフロー最適化による機能性材料開発及び実証」のメンバーとしても活動中。
ソニーは米の籾殻を原料にユニークな微細構造を有する多孔質カーボン素材トリポーラスを開発した。米の籾殻は、日本で年間約200万トン、世界で年間1億トン以上排出されている余剰バイオマスであり、廃棄により温室効果ガスやPM2.5の発生源にもなっている。本講演では、活性炭をはじめとする従来の吸着剤と比較したトリポーラスの基本特性と水浄化技術の話を中心に、様々な応用の可能性や社会課題解決への貢献について講演する。