会場 | : | コンバーテックステージ(東6ホール) |
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数値解析や可視化技術の革新がRoll to Rollフィルム製造にもたらすものは?
北大工学部修士を経て、92年から富士フイルムで塗工プロセス開発(技術マネージャー)、2013年にサムスン電子SAITで光学フィルム・バッテリー素材開発(主席研究員)、栗村化学で粘着・離型フィルム開発(工程開発チーム長)、米国Zymergen社でバイオ由来ポリイミド開発(シニアマネージャー)、ミドリ安全でニトリル手袋開発(ジェネラル・マネージャー)の後、23年からコンサルタントとして塗工業界のイノベーションを支援 。
バッテリーや半導体を含めた電子材料用の機能性フィルム量産のRoll To Rollプロセスは、WetからDryへの移行に代表されるように新たな局面を迎えている。核となる塗工・乾燥の技術の研究は、計算容量の飛躍的な向上に伴い、数値解析による見える化が格段に進化している。このような解析手法を実験的アプローチの組合せつつ使い分けることにより、プロセス開発が劇的に進化しており、本セッションではエネルギーデバイスに活用されるフィルム部材の塗工・乾燥工程の課題に適した解析方法を紹介する。
会場 | : | コンバーテックステージ(東6ホール) |
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資源問題と環境課題に対処するため太陽光発電の開発は大きく進展し、世界中で再生可能エネルギーへの移行が進んでいる。シリコン型太陽電池は今後も重要なデバイスであるが、塗布型太陽電池、特にペロブスカイト太陽電池は約10年前から本格的な研究開発が始まり、2022年には研究ベースで従来のシリコン電池に匹敵するエネルギー変換効率に達している。コーティングによる製造が可能であることから、モジュールの自由度、大量生産性の高さから低コスト次世代太陽電池として期待されている。この講演では、色素増感型と有機薄膜型も含めた塗布型太陽電池の背景を述べ、主にコーティング技術(プロセス)との関係、信頼性など現在の課題に焦点を当てて説明する。
会場 | : | コンバーテックステージ(東6ホール) |
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コロナ処理装置は主にプラスチック材料の表面改質目的に長年利用され
フィルム製膜工程や包材向け印刷ラミネート接着前工程、光学基材のコーテイング前工程などに
幅広く活用されている。
昨今、エネルギーデバイス用途としてリチウムイオンバッテリー基材への用途展開が活発化しており
これらバッテリー基材にコロナ処理装置を活用するための目的、効果、留意点等について概説する。