TCT Conference ステージ(東3ホール)
2023年2月3日(金)
TCT Japan カンファレンス Day 3【先端研究開発事例】
【主催】JTBコミュニケーションデザイン / Rapid News Publications
【開催時間】10:30-15:00
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無料
「TCT Japan カンファレンス」では、国内外よりアディティブマニュファクチャリング・3Dプリンティング技術に関する産官学のキーマンより最新の事例・トレンド・市場動向を連日発信いたします。
Day 1:【2/1(水)10:20-14:30】 3Dプリンティング / AM市場 各国の展望と事業化機会
Day 2:【2/2(木)11:15-13:15】 アプリケーション / 応用事例
Day 3:【2/3(金)10:30-15:00】 先端研究開発事例
3D Printing Architecture: Towards Circularity and Resource Efficiency in Architecture by AM
10:30-11:00 事前登録 無料
Singapore University of Technology & Design
Architecture and Sustainable Design
Associate Professor
AIRLAB: Architectural Intelligence Research Lab
Director
Subarquitectura Architects
Co-Founder
Prof. Carlos Banon氏
日英同時通訳(同)
【講演者プロフィール】
Carlos BANON is an architect specializing in Digital Design and Advanced Manufacturing methods within the built environment. Banon is the Director of Airlab, Co-Founder of Subarquitectura Architects, and Associate Professor of Architecture and Sustainable Design at SUTD.
He also held visiting professorships at the Massachusetts Institute of Technology (MIT) and EPFL Lausanne. His research projects span Architectural Tectonics with Additive Manufacturing, Material Efficiency and Structural Performance Methods, Design for the Circular Economy, and Geometric Exploration for Sustainable Space Making.
His work has been selected for two editions of the Venice Biennale of Architecture and has won international awards such as the Design of the Year Prize by the London Design Museum, the Gold and Silver Medal by the International Paralympic and Olympic Committees, two Spanish Biennial Prizes, a Mies van der Rohe Prize Nomination, winner of the German Design Award and the Iconic Awards of Innovative Architecture, four Singapore Good Design Awards. His recent work was awarded the Singapore President Design Award in 2021.
【講演概要】
The session investigates the application of AM as functional components on an architectural scale for complex designs, structures, and products, with theoretical and practical implications across scales and materials. Through a series of built designs, the talk explores how digital design and additive manufacturing expands architectural practice to address environmental problems such as circularity, the transformation of waste into space, and the utilization of more adaptive and resource-efficient design strategies.
金属3Dプリンティングが実現する異方性カスタム設計
11:00-11:30 事前登録 無料
大阪大学
大学院工学研究科マテリアル生産科学専攻
教授
安田 弘行氏
【講演者プロフィール】
1996年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)取得、1996年科学技術庁金属材料技術研究所研究員、1997年大阪大学助手、2002年大阪大学講師、2004年大阪大学助教授、2007年大阪大学准教授を経て、2013年より大阪大学大学院工学研究科教授、異方性カスタム設計・AM研究開発センター副センター長
【講演概要】
人工物の多くは等方的な性質を示すのに対し、生体組織や植物などの自然界の構成物は、その組織に由来して、異方的な機能を発現しています。近年、注目を集めている3Dプリンティングでは、金属を初めとする人工物について、その組織や結晶配向を制御することで、異方性を付与することが可能であるとともに、機能特性を向上することが可能です。本講演では、こうした金属3Dプリンティングによる人工物への異方性付与と機能特性向上に関する大阪大学異方性カスタム・AM研究開発センターの取り組みを紹介します。
AM研究会の紹介
11:30-12:00 事前登録 無料
大阪大学
招聘教授
SYGMAXYZ
シニア・フェロー
京都大学
特任教授
前川 篤氏
【講演者プロフィール】
AM研究会(委員長:中野教授)の副委員長。現在はコンサルタント会社:シグマクシスのシニア・フェロー、大阪大学 招聘教授、京都大学 特任教授として、若い方々に「エネルギー」「AM」「グローバル・ビジネス」を教えています。2020年まで三菱重工業では副社長としてエネルギー・環境部門を担当し、2014年から2021年までTRAFAMの理事長を歴任した。
TRAFAM: Technology Research Association for Future Additive Manufacturing
【講演概要】
AMの普及に向けて2014年以降、経産省主導によるTRAFAMでの研究開発、内閣府主導の各種研究がなされてきた。しかし、日本ではAMの利用・展開が欧米に比べて遅れている。この現実を直視し、問題点の抽出、解決に向けて支援を行い、日本の製造業の強化を図る目的でAM研究会を発足させた。今後のAM展開には金属だけでなく、樹脂、セラミックス、細胞など幅広い分野での適用が期待されている。本稿ではAMの今後の方向性として、
・デジタル・ツイン活用で新素材の開発
・デジタルトAMの融合で工場の製造・生産ラインの変革
・デジタル輸送で「物流変革」だけでなく、「大幅な在庫削減」
・電力のVPPに対応するVAMFの構築
の一端を紹介する。 VPP:Virtual Power Plant、VAMF:Virtual AM Factory
3D光造形技術による多様な形状を有する機能性透明シリカガラスの開発
12:00-12:30 事前登録 無料
九州大学グローバルイノベーションセンター
教授
藤野 茂氏
【講演者プロフィール】
1997年 九州大学大学院総合理工学研究科材料開発工学専攻 博士課程 修了
1996年~1998年 日本学術振興会特別研究員DC,PD
1998年~2006年 九州大学大学院総合理工学研究科助手
2000年~2001年 ローレンスバークレー国立研究所客員博士研究員
2006年 九州大学大学院工学研究院准教授
2012年 九州大学産学連携センター 教授
2012年~東京大学生産技術研究所リサーチフェロー(兼任)
2016年~九州大学グローバルイノベーションセンター 教授
【講演概要】
高純度SiO2のみからなるシリカガラスは,機械的強度,化学的耐久性,熱的安定性,真空紫外域から近赤外域における高い光透過特性を有することから,半導体製造用シリカガラス,ファイバーや光導波路等のみならず、次世代の産業分野を担う基盤材料として期待されている。しかしながら,シリカガラスの液相線温度は1730℃以上となり、融体として容易にハンドリングできる粘性10Pa・sには程遠い。そのため、所望の形状に成形加工するには,多量の熱エネルギーと複雑な切削加工技術が必要であることが理解できる。従って,製造プロセスを簡略化した省エネルギー型透明シリカガラスの開発が望まれている。当日は切削加工不要を目指した3D複雑形状を有するシリカガラスの光造形技術について紹介させて頂く。
トポロジー最適化の最前線
13:00-13:30 事前登録 無料 満席
東京大学大学院
工学系研究科 総合研究機構/機械工学専攻
准教授
山田 崇恭氏
【講演者プロフィール】
平成17年3月 岐阜工業高等専門学校 機械工学科 卒業
平成19年3月 京都大学 工学部 物理工学科 卒業
平成20年3月 京都大学 大学院 工学研究科 修士課程 期間短縮修了
平成22年9月 京都大学 大学院 工学研究科 博士後期課程 期間短縮修了
平成22年10月 名古屋大学 大学院 工学研究科 助教
平成24年5月 京都大学 大学院 工学研究科 助教
令和2年3月 – 現在 東京大学 大学院 工学系研究科 総合研究機構 戦略研究部門 准教授
【講演概要】
積層造形技術の発展に伴い、トポロジー最適化が注目を集めつつあります。積層造形などの製造工程を考慮した最適設計法を中心に、最近の研究成果について紹介します。
電子ビームを用いた粉末床溶融結合方式の金属積層造形技術の現状と展望
13:30-14:00 事前登録 無料 満席
東北大学
金属材料研究所
教授
千葉 晶彦氏
【講演者プロフィール】
生体用Co-Cr-Mo合金の研究、ニッケル基の耐熱材料、耐食耐摩耗材料、チタン合金など、非鉄合金を中心とする研究開発に取り組んできた。また、熱間鍛造技術を基調とするインテリジェント鍛造技術の開発、超電導マグネットを利用した磁気分離技術など新プロセス開発などの研究開発も行って来た。最近の10年は、国内では先駆となる電子ビーム積層造形技術に関する研究は2010年より着手し取り組んでいる。
いまさら聞けない3Dプリンターの基礎知識
14:00-14:30 事前登録 無料 満席
日本3Dプリンティング産業技術協会
研究員
山口 清氏
【講演者プロフィール】
1990年 (株)リコーに入社。R&D部門で主にインクジェットヘッドの設計・開発に従事
2014年 AM事業の立上げ
現在 3Dプリンターの活用とマシン開発に関するコンサルティングを担当
【講演概要】
樹脂3Dプリンターの基本的な技術の解説を行います。
さらに3Dプリンターの各方式と使用できる材料の関係に関して解説します。
なぜ簡易なFDM(MEX)ではPLAはうまく造形できるのにABSだと失敗するのか?
など普段3Dプリンターを使っていて感じるこれらの疑問にお答えします。
3Dプリンティング海外動向報告
14:30-15:00 事前登録 無料 満席
日本3Dプリンティング産業技術協会
研究員
大庭 秀章氏
【講演者プロフィール】
IT企業で、光ディスクの材料開発、生産準備、国際規格担当、研究所運営スタッフなどに従事した後、日本3Dプリンティング産業技術協会で、3Dプリンターの海外動向調査、セミナーや教育の企画運営に従事。
【講演概要】
3Dプリンティング技術の活用は欧米が先行しており、主要な装置メーカーやユーザーも多くが海外企業である。2021年後半から海外での3Dプリンティング関連の展示会が再開され、新技術、新製品の発表が続いている。2022年に行われた欧米での展示会の現地調査を中心に、最新技術、活用事例などを報告する。
なぜ昨今の社会課題解決に、デジタル製造技術を核としたネットワーク形成が求められるか
15:00-15:30 事前登録 無料
山形大学
オープンイノベーション推進本部
統括クリエイティブマネージャー,産学連携教授
酒井 真理氏