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メインシアター (東1ホール)

2023年2月2日(木)

【NEDOセミナー】プロセスインフォマティクスの最前線 ~次世代の機能性マテリアルの開発加速

【主催】新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
【開催時間】12:15-13:45

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業 「マテリアル・バイオ革新技術先導研究プログラム」 では、マテリアル分野やバイオ分野の先導的な研究開発を推し進めています。
その中でも、日本が高い競争力を有しているものの変化の激しい社会において優位性を失いつつあるマテリアル分野については、基礎研究開発から社会実装までを迅速に進められる革新的な技術が求められています。そのためには、日本が得意としてきた勘・コツ・職人技に立脚するものづくりを強みとしつつ、データ駆動型開発と高度製造プロセス技術とを融合させたプロセスインフォマティクスを確立して使い合わせていく必要があります。
そこで本セミナーでは、そのようなプロセスインフォマティクスの先進開発事例として、高分子、パワー半導体結晶、光触媒に関する開発テーマをご紹介いたします。
 
フロー合成法による重合反応精密制御に向けたプロセスインフォマティクス
12:15-13:45
会場: メインシアター (東1ホール)
藤井 幹也

奈良先端科学技術大学院大学

先端科学技術研究科・データ駆動型サイエンス創造センター

教授

藤井 幹也

【講演者プロフィール】

専門は理論化学およびマテリアルズ・インフォマティクス。博士号を取得後、東京大学大学院・特任研究員、サイボウズ株式会社・ソフトウェアエンジニア、東京大学大学院・助教、パナソニック株式会社・主任研究員および課長職を経て、2021年より奈良先端科学技術大学院大学教授。


【講演概要】

これまで我が国ではものづくりプロセスにおける技術者の暗黙知の蓄積によって強みを維持してきたが、近年は、労働者人口の減少、人材流動性の向上、ビジネススピードの向上などの環境変化から技術者の暗黙知に頼るのみでは強みを維持できない状況にある。我々は、ポリマーのラジカル重合反応をフロー合成法によりデジタルに精密制御し、かつ機械学習および理論化学計算を用いることで技術者の暗黙知を形式知化し、プロセス最適化を自動化する研究開発を行っている。本講演では開発技術および将来展望について紹介する。

SiC結晶製造技術の革新に向けたプロセスインフォマティクス技術の研究
12:15-13:45
会場: メインシアター (東1ホール)
土田 秀一

電力中央研究所

エネルギートランスフォーメーション研究本部 材料科学研究部門

研究開発推進マネージャー・副研究参事

土田 秀一

【講演者プロフィール】

1992年 財団法人 電力中央研究所に入所。入所以来、次世代高耐圧パワーデバイスに向けたSiC結晶成長と欠陥制御に関する研究に従事。現在 一般財団法人電力中央研究所エネルギートランスフォーメーション研究本部材料科学研究部門に所属。研究開発推進マネージャー、副研究参事。


【講演概要】

SiC単結晶ウエハは、再生可能エネルギーの電力系統への接続や、電動車や各種産業・民生機器での電力変換を行うパワーデバイスの大幅な損失低減を実現するキーマテリアルとして注目されています。本講演では、SiCパワーデバイスの適用・普及拡大の鍵となるSiCバルク結晶製造技術の革新を引き起こすためのプロセスインフォマティクス技術として、データ同化によるSiC結晶成長シミュレーションの高精度化、AIを駆使したリアルタイム結晶成長制御技術、大型SiCバルク結晶の欠陥・内部歪の高速観察技術の開発状況を紹介します。

マテリアルDXが拓くフラックス法結晶育成
12:15-13:45
会場: メインシアター (東1ホール)
手嶋 勝弥

信州大学

先鋭材料研究所

所長・教授

手嶋 勝弥

【講演者プロフィール】

名古屋大学博士課程修了[博士(工学)]。2005年、信州大学助手を経て、2011年から同教授。フラックス法による機能性結晶の育成に従事。2013年から学長補佐、現在は学長特別補佐や研究所長を兼務。結晶材料や関連製品を多数上市。2022年1月に信州大学発ベンチャー・ヴェルヌクリスタル株式会社を設立(取締役を兼務)。


【講演概要】

フラックス法は溶液からの結晶育成技術の一種であり、きわめて簡便に多様な機能性結晶を育成できる。信大クリスタルラボは、十万を超えるビッグデータと、300を優に超える結晶育成レシピを保有し、本分野で世界を先導する。環境・エネルギー分野の結晶材料の量産化や社会実装を実現し、食品や農業分野にも展開している。最近では、ビッグデータを用いたプロセス・インフォマティックス、並びにデータ駆動型材料デザイン/創製やハイスループットロボットプロセスにも積極的に取り組み,新次元フラックスDXを切り開いている。