高機能ポリマー実現に向けた重合材料のご紹介 ~RAFT剤による狭分散ポリマー/ブロックコポリマーの実現~
2023年2月2日(木) 16:05-16:35 事前登録
会場: マテリアルステージ(東2ホール)
山﨑 貴史

富士フイルム和光純薬

山﨑 貴史

【講演者プロフィール】

2019年富士フイルム和光純薬株式会社に入社。
入社時より高分子材料(アゾ重合開始剤・重合禁止剤・光塩基発生剤など)の営業を担当。
2020年よりRAFT剤の量産化プロジェクトに参画。現在はRAFT剤や水系材料などの新規開発品の拡売を主に担当している。


【講演概要】

RAFT重合は、分子量の分布範囲が狭いポリマーやブロックコポリマーなど、高機能ポリマーの合成手法として注目を集めていますが、RAFT重合に用いる連鎖移動剤(RAFT剤)はコマーシャルソースが非常に限られており、工業化検討の大きな課題となっていました。 

富士フイルム和光純薬ではこれらの課題を解決すべく、RAFT剤の量産化をスタートするとともにRAFT剤の受託合成やRAFT重合ポリマーの受託などの対応を進めていきます。今回は弊社におけるRAFT剤の量産化の取り組みと、量産化可能なRAFT剤をご紹介いたします。

また、弊社ではRAFT剤と併用して用いることのできるアゾ重合開始剤も多数ラインナップしております。次世代通信材料や、低環境負荷対応などに焦点を当てた機能性アゾ重合開始剤もご提案いたします。