コンバーテックステージ(東3ホール)

2023年2月2日(木)

加飾

【開催時間】10:15-16:10

 
【基調講演】加飾技術最新動向と今後の展望 (高付加価値を生み出す多様な加飾技術)
10:15-10:55 事前登録 満席
会場: コンバーテックステージ(東3ホール)
伊藤 達朗

加飾技術研究会

理事

伊藤 達朗

【講演者プロフィール】

1992年に豊田合成㈱に入社し、自動車内外装部品に向けた新しい加飾技術の企画、開発、量産立ち上げ業務に25年間従事。2017年から2年間のNISSHA㈱を経て、2020年よりD Plus F Labを設立し、プラスチック加飾技術の情報発信や加飾の試作/開発/量産化の支援を行っている。平行して、加飾技術研究会の理事として加飾業界の交流、発展を推進する活動も実施している。


【講演概要】

加飾技術は物の価値(商品力)を高めるために表面を装飾する技術のことで,目的に合わせて様々な工法が開発され,多く分野に適用されている。近年は単なる見栄え目的だけでなく,機能との融合、環境対応、少量多品種対応、等のニーズが高まってきており,これに合わせて加飾技術の進化(高付加価値化)開発が進んでいる。今回講演では、最新の加飾技術の解説、および今後の動向について展望する。

K展に見る型内塗装技術の最新動向と適用部品開発に向けた取組みについて
新しい環境の時代に適した加飾技術と機能性の融合
11:10-11:40 事前登録
会場: コンバーテックステージ(東3ホール)
上村 泰二郎

GSIクレオス

工業製品事業部門 統括補佐、軽量化事業担当

上村 泰二郎

【講演者プロフィール】

複合材関連事業を中心に1990年代の米国で約8年、2010年からはドイツで10年に及ぶ海外駐在を経験。 特に2度目の駐在になった2010年からは自動車を中心とした軽量化技術と環境対応のプロセス技術に触れ、欧州の先進的なメーカーや有名なFraunhofer ICT研究所と繋がる機会を得ました。 特に独Krauss Maffei社の対日ビジネスの窓口としてプレスや射出を使った複合材関連の成形プロセス技術とColor Formの国内普及を目指しています。


【講演概要】

独Krauss Maffei Technologiesが提唱する型内塗装技術、Color Formは特に欧米市場においてEV車や自動運転技術の
開発普及の進展とともに、この2-3年で内・外装部品への適用が飛躍的に伸びて来た。 独デュッセルドルフ市で開催されたK展の展示で垣間見ることが出来たいくつかの開発動向を報告すると共に、国内での適用部品開発に向けた当社の取組みと支援体制について披露し、本技術が力強い日本のモノづくりに貢献できるような事業環境を整えて行く。

ものづくりの北陸から考えるCMF
11:55-12:25 事前登録
会場: コンバーテックステージ(東3ホール)
杉谷 昌保

ラ・クラ

代表取締役

クリエイティブプロデューサー

杉谷 昌保

【講演者プロフィール】

1973年 福井県生まれ
1996年 京都工芸繊維大学 卒
1996~2020年 日産自動車プロダクトデザイナー
2019年~ 公益社団法人 日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)正会員
2020年 株式会社la・kura 設立
2022年~ 福井工業大学 非常勤講師


【講演概要】

伝統工芸、近代工業など「ものづくり」が盛んな地域、北陸。その北陸のものづくりの現場を元カーデザイナーの視点で見て感じていること、そこから考えるCMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)についてお話しさせていただきます。

ペレット材料を使用した3D造形
12:40-13:10 事前登録
会場: コンバーテックステージ(東3ホール)
柚山 精一

エス.ラボ

代表取締役

柚山 精一


近畿日本鉄道 観光特急「あをによし」のデザイン開発
13:25-13:55 事前登録
会場: コンバーテックステージ(東3ホール)
福田 尚弘

近畿日本鉄道

鉄道本部 企画統括部 技術管理部(車両)

課長

福田 尚弘

【講演者プロフィール】

2008年に近畿日本鉄道株式会社に入社。鉄道車両のメンテナンス担当を経て、2010年より鉄道車両の企画・設計に従事。ブレーキ装置や空調装置など鉄道車両機器の設計開発や、新造および改造車両の企画開発を経験。
特急「ひのとり」の開発では社内プロジェクトのとりまとめを担当。


【講演概要】

2022年4月に運行を開始した観光特急「あをによし」。その列車企画から、デザイン検討、シートなどをはじめとした各種設備開発、車両改造工事に至るまで観光特急の開発ステップを説明するとともに、車両開発に際して特にこだわったポイントや鉄道車両への使用素材に対する制約などについてご紹介します。

CNF配合樹脂の特徴と応用展開
14:10-14:40 事前登録
会場: コンバーテックステージ(東3ホール)
佐藤 明弘

星光PMC

技術本部 CNF事業推進部

CNF事業推進部長

佐藤 明弘


【講演概要】

星光PMCは古紙の利用率増に貢献する紙力増強剤、脱プラスチックを可能にする水性塗工剤、再生可能な植物繊維を原料とするセルロースナノファイバー(CNF)配合樹脂STARCEL® NCシリーズなど種々のエコテクノロジー製品を提供している。
STARCEL® NCシリーズは疎水化したCNFと熱可塑性樹脂からなるマスターバッチで、2018年に商業生産を開始以降、ランニングシューズの部材の一部にご採用頂くと共に、多くのお客様にご検討頂いている。
本講演では、STARCEL® NCシリーズの特徴や構造材料・発泡材料等としての最新の評価事例について説明すると共に、CNF配合材料の加飾に関しても評価結果の一例を紹介する。

関西ペイントにおける社会課題への取り組み内容
14:55-15:25
会場: コンバーテックステージ(東3ホール)
根本 幸宏

関西ペイント

研究開発部門 技術企画本部 技術企画管理部

根本 幸宏


加飾技術への取り組みについて~新フィルム加飾技術の開発~
15:40-16:10 事前登録
会場: コンバーテックステージ(東3ホール)
福田 強士

ニフコ

技術本部 生産プロセス開発部

福田 強士


【講演概要】

弊社はプラスチック製品製造の歴史は長いが加飾技術に関しては知見が少なく量産経験も無かった。
そこで長年培ってきた射出成形と相性がよくデザイン性にも優れるフィルムインサート成形に着目し、研究開発に取り組んできた。そしてフィルム使用量や廃棄物を減らした環境にやさしい加飾技術 New Film Insert Technology”NFIT”を開発した。
・ニフコ会社紹介
・自動車採用実績&トレンド分析
・技術紹介(新フィルム加飾技術 他)