マテリアルステージ(東2ホール)
2023年2月2日(木)
【JFlex】生活を快適にするスマートエレクトロニクス
【開催時間】10:30-14:10
【基調講演】脳科学が解き明かす「快適」の正体
10:30-11:10 事前登録

応用脳科学コンソーシアム
エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所
ニューロイノベーションユニット
マネージャー
磯村 昇太氏
【講演者プロフィール】
NTTデータ経営研究所ニューロイノベーションユニットにて、実環境下での心理指標・生理指標・行動指標の同時計測/評価研究や脳科学とAIを融合した新たな研究開発テーマの創出プロジェクト、ストレス・感情・表情関連の事業応用プロジェクトなど、脳科学・心理学・認知科学の知見をビジネスに応用するプロジェクトを業界横断的に手掛ける。
【講演概要】
人が感じる「快適」さを脳科学の知見を活用して定量的に評価したいというのは長年のテーマであり、脳波による評価からストレスに関連した自律神経系の各種反応による評価、表情解析など目的や対象に応じて様々な手法が提案され検証が行われてきました。近年ではウェアラブルデバイスでの計測精度の飛躍的な向上や小型化、低価格化に伴い、日常生活下での「快適」さをよりリアルに、より大規模に評価できるようになってきています。脳科学と「快適」さの接点を俯瞰的にご紹介するとともに、具体的な取り組み事例や今後の展望についてもご紹介します。また、「快適」さを評価するだけでなく、脳科学を活用して「快適」を積極的に創っていくアプローチについてもご紹介します。
くらしとしごとのWell-beingの実現に向けたロボティクスの活用
11:25-11:55 事前登録

パナソニックホールディングス
マニュファクチャリングイノベーション本部 ロボティクス推進室
室長
安藤 健氏
グローバル自動車アンビエンスインテリアデザイン&テック動向レポート
12:10-12:40 事前登録

ピクセルエー
代表取締役社長
山本 義政氏
【講演概要】
7年前より始まったウェルビーイングの影響により、近年アンビエンスインテリアや没入感など五感起点の空間デザインやスマート化する照明技術、ヒーター技術が話題になっている。非接触のバイタルセンシング等の技術によるフィードバックやステルススイッチやさまざまな照明表現などフィジカルなデザインや技術のコンセプトも多く出てきており、グローバルでのデザインや技術の動向を紹介します。
人の触覚センシングと活用事例
12:55-13:25 事前登録

名古屋工業大学
大学院工学研究科
教授
田中 由浩氏
【講演者プロフィール】
2006年東北大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。触覚の主観性と身体性に関心を持つ。触覚の知覚原理の解明、情報化と活用の研究に従事。錯覚を活用した触感デザインや、触覚フィードバックによる感覚運動支援、触覚の共有を通した協調やコミュニケーションシステムを開発。日本化粧品技術者会最優秀論⽂賞,CEATEC JAPAN審査員特別賞などを受賞。IEEE Transactions on Haptics,Associate Editor等を兼務。
【講演概要】
触覚は皮膚と対象との力学的相互作用に基づく情報であり、対象物だけでなく皮膚や運動の特性も含んでいる。触覚は身体に依存した極めて主観的な感覚であり、対象の評価だけでなく、運動や身体認識にも関わる。本講演では、触知覚を阻害しないウェアラブル触覚センサおよび、それをものづくりや医療、リハビリテーションなどに応用する研究事例を紹介する。
ウェアラブル生体信号計測用材料とその応用
13:40-14:10 事前登録

東洋紡
コーポレート研究所 快適性工学センター 快適創造グループ
リーダー
権 義哲氏
【講演者プロフィール】
韓国の繊維会社に5年間勤務した後、信州大学に留学し、感性工学を専攻し博士号を取得。2012年より東洋紡株式会社 総合研究所 快適性工学センターに勤務。 快適性評価、触感評価法の構築と触感に特化した製品開発、フィルム状導電素材「COCOMI®」の開発に従事。
【講演概要】
東洋紡㈱が開発したフィルム状導電素材「COCOMI®」は導電性が高く、薄くてしなやかなで、自由な形に加工がしやすい特長がある。長年培った衣服設計技術を生かし、小さい衣服圧でも生体信号が精度良く取れることはもちろん、洗濯耐久性も優れている。また、静電容量型のひずみセンサとして加工することで呼吸センサとしても使うことができる。本セミナーでは、「COCOMI®」の特性や応用事例について紹介する。