有機金属化合物(Ti, Zr)の基本的性質とその用途
2023年2月3日(金) 14:25-15:05 事前登録
会場: マテリアルステージ(東2ホール)
雨ヶ崎 翔

マツモトファインケミカル

研究グループ

雨ヶ崎 翔

【講演者プロフィール】

日本大学大学院生産工学研究科応用分子化学専攻修了後、マツモトファインケミカル株式会社に入社し、有機金属化合物の研究開発に従事。新しい製品を生み出すべく日々活動をしている。


【講演概要】

 チタンアルコキシドやジルコニウムキレート等の有機チタン、ジルコニウム化合物は、ほとんど液状であり、水酸基等の官能基と速やかに反応することが知られている。この反応性を活かし、触媒、架橋剤、酸化金属膜形成剤、密着性向上剤として、インキ、塗料、電子材料、光学材料といった幅広い分野で使用されている。
 本セミナーでは、前半に本化合物の構造や反応性について解説し、後半に反応性を利用した触媒、架橋剤、酸化金属形成膜、密着性向上剤(プライマー)について解説する。