SURTECH/InterAquaステージ (東5ホール)

2023年2月1日(水)

SURTECH主催企画セミナー

【開催時間】14:15-16:35 事前登録 無料

 
六価クロム代替のための環境にやさしい樹脂めっきの前処理技術
14:15-14:55 事前登録 無料
会場: SURTECH/InterAquaステージ (東5ホール)
梅田 泰

関東学院大学 

材料・表面工学研究所

梅田 泰

【講演者プロフィール】

車載、航空機、飛翔体、半導体部材関連のめっきプロセス開発を28年間行い、その後米国系の半導体装置メーカーに勤務し、関東学院大学の客員研究員、助教、講師となり現在に至る。現在は環境に配慮したファインバブル低濃度オゾン水、電解硫酸およびUVをつかった樹脂上へのめっき前処理法の研究、低環境負荷の高速電解ニッケル、高速電解銅めっきの研究を行っている。


【講演概要】

従来,車載や電化製品の樹脂製品におけるめっき前処理には六価クロムと硫酸による前処理を必要としていた。しかし、REACH規制やRoHS指令の規制が掛かるなかで、六価クロムを使用しないめっき手法の検討が喫緊の課題となってきた。そのために六価クロムを使用しない樹脂への前処理技術としてUV照射法、ファインバブル低濃度オゾン水、電解硫酸を用いて、ABS樹脂、PP樹脂上への前処理を検討してきた。本セミナーで関東学院大学 材料・表面工学研究および千葉工業大学との研究の一端を紹介したい。

塗装水洗ブース水のオゾン浄化による再利用について
15:05-15:45 事前登録 無料
会場: SURTECH/InterAquaステージ (東5ホール)
木村 智行

株式会社環境開発技研

代表取締役社長

木村 智行

【講演者プロフィール】

長年一品ものや特注品の計測制御装置の設計製作に携わってきたが、2003年9月に環境機器の製造販売を目的として環境開発技研を設立。当初空気清浄装置を製造販売していたが、塗装工場の悪臭脱臭の話から2010年塗装ブース水浄化装置開発に着手、2017年に完成。以降ブース水処理水量に応じた数タイプを開発し、ブース水浄化装置の専門メーカーとして現在に至る。


【講演概要】

装置概要
塗装工場の水洗ブース水浄化装置は、オゾンの強力な酸化作用により殺菌・脱臭・分解・脱色効果で通常廃棄しているブース水を廃棄せずに再利用可能とする浄化装置である。
消耗品は無くメンテナンスは掃除だけで、ランニングコストはわずかな電気代だけなので、大幅な経費節減も可能、経済効果も大きい。

環境対応に向けたフィルム加飾技術の展開 ~環境効果試算と具体化へのアプローチ~
15:55-16:35 事前登録 無料
会場: SURTECH/InterAquaステージ (東5ホール)
小林 和人

日本ペイントオートモーティブコーティングス株式会社

フィルム事業部

部長

小林 和人

【講演者プロフィール】

入社以降、フィルム用のコーティング剤開発に従事。工業用途の塗料開発から、自動車用途の塗料開発まで幅広く経験する中、環境対応を起点に自動車向けフィルム加飾技術の検討を開始。自動車内装用加飾フィルムの市場導入を皮切りに、自動車外装仕様にも開発の幅を広げ、材料、プロセス開発を進めながら、プロセスに紐づく環境負荷の試算なども幅広く対応し、環境対応を目的とした新規技術の市場導入を進める。


【講演概要】

自動車産業共通の課題に「カーボンユートラル」があり、既に自社プラントからの排出抑制に留まらず、LCAでの対応が求められる状況に移行している。フィルム加飾技術はその打ち手の重要な一つであるが、新たな加飾工法でもあり、具現化に向けては、多くの検証課題を有する。本講演は、これら検証課題が何かを明示した上で、その検証結果に言及、フィルム加飾技術の発揮する価値とその具現性を提起した上で、今後の環境対策の在り方を考える機会提供とし、「市場/顧客」、「設備/ライン」、「加飾材/材料」三位一体での課題解決の有効性を提案するものである。