信州大学では、繊維学部・工学部を中心に様々な学部でテクノロジーに関する研究開発を行っております。
今回は、信州大学の幅広い研究シーズを知っていただくために教育学部・理学部・医学部・工学部・繊維学部の5学部から8つの展示を行い、現地展示会では、研究者らが直接リアルタイムでシーズをご紹介します。
発光性有機固体材料の研究と応用
発光性の有機結晶の結晶多形に由来する光機能や発光性プラスチック材料に関する研究紹介を行います.
ナノ空間の分子を見る
活性炭、ゼオライト等のナノ空間中の分子現象の解析手段の紹介
簡便な溶媒抽出用の手動遠心分離器と組み合わせたナノ粒子を用いた化学剤スクリーニング
化学剤のうち,分解性が低く,環境中で長期の汚染が懸念されているVX剤による事案は社会問題として提起されています。そこで,金ナノ微粒子の色調変化を利用した簡易スクリーニング分析によるVX剤の検出法を提案しました。本研究では,幅広い分析分野および分析資料に対応するため,電源フリーで溶媒抽出できる手動遠心分離器と組み合わせたスクリーニング検出法として考案したため紹介します。
ハイスピードカメラを用いた尿線解析による排尿機能評価法の開発
現行の排尿機能検査法には、簡易に測定できるが詳細な評価ができない尿流測定検査と、詳細に評価ができるが尿道・直腸にカテーテルを挿入しなければならない膀胱内圧測定検査がある。今回我々は、ハイスピードビデオカメラを用いた尿線観察を行うことで、カテーテル無用の低侵襲排尿機能検査法の確立を目指し、研究を行っている。先行研究では、尿線の形状と排尿機能との関連が示され、その有用性が期待される。
微細流体技術を利用した生体組織グラフトの開発
未分化細胞を用いた生体組織への再生分化技術が進歩し、生体組織の再生医療の実現が期待されています。臨床応用に向け、立体的組織構造体の製造プロセスの確立が最重要課題であり、医工学連携による本研究では生体高分子からなるハイドロゲル材料の精密な微細成型を行うためのマイクロ流体デバイス、ファイバーや粒子の形状を成型できる技術を利用し生体分子や微粒子の担持、生体高分子の機能化(応答性付与)に取り組んでいます。
窒素ドープしたダイヤモンドライクカーボンコーティングによる抗菌性インプラントの開発
本研究では、窒素をドープしたダイアモンドライクカーボン(N2-DLC)を表面コーティングした整形外科用インプラントは、高い骨接合性と広範囲な抗菌性という相反する特性を有することを明らかにし、窒素ドープの条件が生体親和性と抗菌活性の両立に大きく影響することも確認してます。N2-DLCの表面コーティング技術は、医療用インプラントだけでなく、抗菌環境が求められる医療器具で広く利用できると考えています。
バイオマスを使いつくせ! 液密亜臨界制御による水熱反応技術
私たちは、食品残差などの未利用資源から、化学薬品を用いることなくワンストップで有用素材を製造できる「液密亜臨界制御による水熱反応技術」を確立しました。この技術のキーワードは、ずばり「ナチュラル」。この最新技術を用いれば、植物細胞壁を構成する糖質を高収率で回収することが可能です。食品廃棄物から高付加価値商品を生み出せます。食品廃棄物を有効活用する「サーキュラーフード」の取組を加速させる技術です。
融合モノマー×重合化学でつくる分解性/リサイクル性プラスチック
加水分解で原料を再生する循環型ビニルポリマー.粉末をたたくだけで生成し,アミンを練り込んだら分解するポリエステル.モノマー設計,重合設計で官能基を巧みに配置し,多様な分解性材料を生み出す技術を紹介します.
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