国際共創による近未来センサーデバイス技術
熊本大学国際先端科学技術研究機構は、熊本大学において自然科学分野の国際的な研究力の向上を図ることを目的に平成28年4月に設置されました。
世界トップクラスの大学や研究機関との国際共同研究の推進や医理工連携など、分野をまたぐ研究プロジェクトの立ち上げなどにより、多くの優れた成果をあげています。
今回の展示では、上記の取組みの中で顕著な成果を挙げている4研究グループを紹介します。
微小デバイス材料の強度・耐久性評価/可視光の偏光検出を可能にする強誘電体材料
耐久性・信頼性に優れるMEMS等の微小デバイスの設計・製造では、使用する材料の機械的性質(強度、破壊、疲労特性)が重要となる。本展示では、我々が開発した微小材料試験装置とその計測結果の例を紹介する。
偏光イメージングは物質の凹凸や歪を可視化できる技術である。従来の強誘電体は可視光領域での光応答が弱いことが課題であったが、我々は可視光領域で大きな光電流の偏光依存性を示す強誘電体材料を開発した。
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MEMS技術を用いて製作した医療・バイオ応用デバイス/貼り付け可能なフレキシブル超音波センサ
フォトリソグラフィを核としたMEMS技術を用い製作した医療・バイオ応用デバイス、特に切り紙構造を適用し平面~立体形状に動的に変形可能なマイクロフィルタやシングルセルレベルで細胞をパターニングできる技術などを紹介。
フレキシブルで貼付可能な超音波センサを開発。圧電体はゾルゲル複合体、他は柔軟性を優先し、生体へは適合性を考慮しシリコーンゴムを選択。低コストでストレスフリーなためホームケア応用に可能性がある。
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熊本大学 国際先端科学技術研究機構