東北センターの看板研究の「資源循環技術」の紹介、産総研と企業8社1機関との連携事例としての製品紹介、知財及び標準化に関する取り組みについて紹介する
産業技術総合研究所の紹介
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光干渉式内周面3D精密測定機(プロファイラー)
φ1mm以上の加工穴内周面を、非接触、3D、20ナノメートルの高精度で、25秒で自動測定できる業界初の精密測定機 (精密軸受、リングゲージ、自動車エンジンボア、EV車モータコア、等の精密3D測定と自動検査に適合します)
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エクスビュー™
「エクスビュー™」は、不燃性・光透過性に優れたガラス繊維強化プラスチックです。不燃性・光透過性・軽量性・安全性という4つの特性を同時に満たす素材です。国内鉄道車両用材料、欧州鉄道防火規格、国内建築材料、中国建築材料の不燃規格を取得しています。建物の照明カバーや照明モジュール、鉄道車両の照明カバーに最適です。
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1)研磨剤クニシャイン 2)意匠用水分散体アクニス
1)クニシャイン: 天然粘土鉱物を含有する研磨剤です。粘土の分散機能により、完全水系で、砥粒分離がなく滑らかなな研磨特性があります。しかも、完全国産品です。
2)アクニス: 合成粘土鉱物を含有する水中ジオラマ用材料です。硬化系樹脂とは異なり模型の移動、出し入れができます。加えてレイリー散乱による光学表現もできます。
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ケミルミネッセンスアナライザー
ケミルミネッセンスとはケミカル・ルミネッセンス(Chemical Luminescence:化学発光)のことで、人の目にはみえない微弱な光を検出する方法がケミルミネッセンス法です。有機物が酸化劣化する際に出るこの光(ケミルミネッセンス)を測定し、酸化劣化度の評価に利用されています。ケミルミネッセンス法では極初期の物質の変化を捉えることができることが最大のメリットとなります。
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マイクロ波反応装置 【MR-2G-100】
本装置は、反応管中心部に高周波エネルギーを集中させて試料を加熱するマイクロ波加熱装置です。高周波エネルギー発生部分は半導体発振器を用いており連続的なフロー加熱が行えます。加熱対象は、溶液、気相(触媒充填)などで放射温度計で計測しながら温度のフィードバック制御が可能でプログラム運転もできます。また、装置は机上での実験用に小型化されており、電源はAC100V3Aです。
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玉虫塗ナノコンポジットワインカップペア
艶やかな玉虫塗のワインカップペア。模様は金箔を一つひとつ手で貼り合わせた後、萩の柄を黒漆で描いています。産業技術総合研究所 東北センターとの開発により、食洗機にも対応するナノコンポジットコーティング(特許)が付与されています。
2021年 「粘土と樹脂と有機溶剤を含むコーティング剤、それを用いた保護層、及び製品」で国立研究開発法人産業技術総合研究所との共願特許取得(特許第6943367号)
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デスクトプ型ニアフィールド・ハイレゾスピーカー
トゥィーターはポリマー・クレイ・コンポジットという新機能性素材を採用し自然な音色の再現をはかりました。
ウーファーはスギ由来の新素材「改質リグニン」を成分に加えたカーボン繊維強化プラスチックを使用したドーム型ウーファーを採用し、アルミ製密閉型エンクロージャーに収め反応の良い低音を得ると共に量的に満たない低音を底面に取付けたアクチェータ型サブウーファーを使用しシステム全体の音質バランスを整えている。
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月面で使用可能な軽量の水素遮蔽コーティング材料の開発
マイクロ波加熱技術導入と同技術を利用した機能性材料合成のコンサルティング
マイクロ波加熱は、物質の誘電率の違いにより、選択的に加熱することができます。また、物質そのものが発熱するため、中心部まで短時間に加熱することが可能です。これらの特徴を利用し、耐熱性の低い素材上での機能性材料の合成など、新素材合成のツールとしての利用が期待されます。マイクロ波技術導入や、同技術を利用した新材料合成をスムーズに進めるお手伝いをいたします。
【開催時間】14:50-16:30 事前登録
光科学イノベーションセンター
副理事長
東北大学
研究推進支援機構
URAセンター長
河村 純一氏
【講演者プロフィール】
2005年4月より東北大学多元物質科学研究所教授(2017年4月~2019年3月は同研究所長)、2019年より同研究推進・支援機構特任教授・URAセンター長、2022年6月より一般財団法人光科学イノベーションセンター副理事長
【講演概要】
放射光施設はナノ(10億分の1)の世界を見ることができる“巨大な顕微鏡”です。現在、国内初となる官民地域パ-トナーシップのもとで、最新の軟X線放射光施設が東北大学の青葉山新キャンパス内に整備中であり、2024年度に運用開始運開予定です。PhoSICは、企業と学術をつなぐ新しい仕組み(コアリション)をつくり、本施設における新たなイノベーション創出などの産業利用を支援しています。
仙台市経済局
企業立地課
ものづくり産業係長
高橋 大喜氏
【講演者プロフィール】
2005年東北大学工学部卒業、2007年東北大学大学院環境科学研究科修了。一般企業にて金属に関する研究職に従事した後、2015年仙台市役所入庁。当該施設の仙台立地が決定した2018年より、次世代放射光施設関連業務に従事している。
【講演概要】
仙台市では、次世代放射光施設「ナノテラス」の市内立地を、仙台・東北の産業におけるイノベーションや付加価値の創出などにつなげ、地域経済への波及効果を最大限生み出す「光イノベーション都市」実現を目指しております。具体的には、ナノテラス周辺に研究開発拠点や関連企業が集積するリサーチコンプレックスの形成に向けて、研究開発施設や企業の立地・集積促進、地場企業などの利活用促進に向けた普及啓発などに取り組んでおり、その内容について紹介する。
産業技術総合研究所東北センター
所長
蛯名 武雄氏
【講演概要】
産業技術総合研究所東北センターは2023年度からナノマテリアル試作評価プラットフォームを運用します。本プラットフォームでは域内企業等が開発した材料の評価を行うとともに測定方法の標準化を行い、開発したナノマテリアルの特性値を全国のユーザーと情報共有し、サプライチェーンの構築につなげます。具体的には、二酸化炭素分離材料、水素貯蔵品、電気自動車部品等への用途拡大・新産業の創出を目指します。私たちは本プラットフォームをコアコンピタンスとして企業などと連携し、東北地域の中小・中堅企業などの競争力強化を目指します。本講演では、プラットフォームの概要と想定される利用例を紹介します。
福島イノベーション・コースト構想推進機構
福島ロボットテストフィールド
技術部長
伊藤 日出男氏
下記情報は来場者から出展者への事前アポイント・問合せを目的に公開しています。
それ以外の目的(セールス等)で無断に使用・転載する事を固く禁じます。
産業技術総合研究所 東北センター