シーズ&ニーズセミナーB(東2ホール)

2022年01月27日(木)

ナノセルロースジャパン特別講演

【開催時間】11:35-12:20

 
カーボンニュートラル社会におけるCNFへの期待
11:35-12:20
会場: シーズ&ニーズセミナーB(東2ホール)

鶴田 祥一郎

一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)

コンサルティング事業部

部長代理

鶴田 祥一郎


【講演概要】

COP26が開催され、各国が一丸となり地球温暖化対策に取り組むことが合意された。日本においては、2050年にカーボンニュートラル(脱炭素)達成に向けて、2030年には2013年と比較して46%減と野心的な目標を掲げている。
そのような中、日本が先導的に開発を進めている植物由来のナノ素材、セルロースナノファイバー(CNF)が「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」にも脱炭素素材として位置付けられており、注目されている。CNFは鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度等の特性を有しており、その特性を用いて、軽量化等により、脱炭素に寄与する素材として期待されている。
本報では、環境省が実施した事業を中心として製品化に向けた取組を紹介するとともに、環境負荷の定量評価手法であるライフサイクルアセスメント(LCA)の視点から、脱炭素素材としてのCNFへの展望を紹介する。