コンバーテックステージ(東5ホール)
2022年01月28日(金)
SDGsとモノづくり
【開催時間】10:30-14:20
プラスチック資源循環法とプラスチック容器包装の資源循環 産業界の取組み
10:30-11:00 事前登録
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
専務理事
久保 直紀氏
【講演者プロフィール】
1970年代の後半から石油化学新聞記者として廃プラ問題、プラ容器包装の衛生安全等取材。1985年中央化学入社・広報課長、環境政策部長等を努め、食品トレイのリサイクル、PSモノマー還元開発、各種リサイクル製品・高性能減容機の開発・実用化、バイオマスプラ食品容器の商品化等に取組む。2011年11月から現職。容器リサイクル法への対応、プラ容器包装の3R・リサイクル高度化等に取組む。日本容器包装リサイクル協会理事
【講演概要】
プラスチック資源循環法が2022年4月の施行され、プラスチック容器包装・製品の資源循環施策が施行される。プラ製品全般のリデュース、リサイクル、環境配慮設計の産業界の取組みの最新動向を報告。
プラスチックゴミ ゼロへの挑戦(ゼロ・エミッション)
脱プラスチックという考え方から、プラスチックの機能を活かし循環するという考え方へ。グンゼのサーキュラーメーカーとしての変革を紹介します。
11:20-11:50 事前登録
グンゼ
プラスチックカンパニー営業統括部 リモート営業開発課
課長
前原 志保氏
【講演者プロフィール】
2007年同社入社。軟包材パッケージの技術営業に従事。20年末に新しい営業の手法としてリモートを活用した新しい営業組織を発足。BtoB企業としては異例のプル型マーケティング組織として活動。各種講演会、SNSやYouTube等を通じてグンゼプラスチックカンパニーの環境の取り組みを分かり易く社外へ発信している。
【講演概要】
海洋プラ問題に端を発し、国内外問わず脱プラ化が加速。しかしながら食品や流通を守る機能製品であるプラスチックは代替の効かない素材ともいえる。グンゼのプラスチック事業では、飲料ボトル、食料品、トイレタリー用品などのラベルとして使用される「シュリンクフィルム」や、もやし・きのこ類などの生鮮食品の包装に使われる「曇りにくいフィルム」など、生活に密着したプラスチックフィルムを製造販売している。グンゼではプラスチックを「つくる責任 つかう責任」を全うするため、2024年度に基幹工場を「サーキュラーファクトリー(資源循環工場)」へ転換する。プラスチックゴミを出さず、自然エネルギーを活用するゼロエミッションを推進。また、販売においてもバイオマスや低比重フィルムの投入により、環境対応製品を開発・上市していく。今後、グンゼはサーキュラーメーカーとして一層環境負荷を低減し、社会に貢献することを目指します。
人と環境に優しいグラビア印刷機(FTS,FSR)
12:10-12:40 事前登録
富士機械工業
設計部
部長
西村 高博氏
【講演者プロフィール】
1986年(昭和61年)に富士機械工業株式会社へ入社。製造にて組立を2年経験した後、現設計に所属後は、主にグラビア印刷機本体や各種巻出、巻取装置の設計に従事。
【講演概要】
グラビア印刷は大量生産を目的とし発展してきたが、近年は多品種・少量化が進み、大ロットが得意なグラビア印刷機を小ロットで稼働させなければならない状況になっている。小ロットは生産性の低下や歩留まりの低下の原因となる上に、版胴等の交換で作業者の労働負荷が増えてしまい現場の人手不足の一因となっている。業界のサステナブルな未来をかなえるため印刷職場の3Kからの脱却を目指して開発されたFTS型グラビア輪転印刷機を紹介する。スピード、セイフティ、サステナブルの3Sをキーワードに、従来機と比較して段取り時間を半減し、一人でも各種交換作業等を安全に行え、環境にやさしい印刷職場の実現を可能としたグラビア輪転印刷機が完成した。又、無人化・省人化にも対応したFSR型グラビア輪転印刷機も紹介する。
持続可能な社会の実現のために DNP環境配慮パッケージングGREEN PACKAGING
13:00-13:30 事前登録
大日本印刷
包装事業部 イノベーティブ・パッケージングセンター マーケティング戦略本部事業開発部 環境ビジネス推進グループ
茂木 沙緒梨氏
【講演者プロフィール】
2009年入社。パッケージのユニバーサルデザインの開発を行う部署に所属し、パッケージの使い勝手、わかりやすいデザインなどを研究。2012年デザイン戦略部にてパッケージのディレクションに従事。2020年に現在の環境ビジネス推進グループに配属となり、主に開発領域の視点から環境問題への取り組みを牽引している。
【講演概要】
社会全体で取り組むべき「環境問題」。生活に身近なパッケージにも、環境配慮が求められている。DNPは、地球環境に配慮した商品をそろえ、持続可能な世界を維持する取り組みを率先する。「GREEN PACKAGING」が顧客や社会に提供する価値とソリューションおよびエコシステム構築に向けた取り組みについてご紹介する。
日用品や食品メーカー様必見!環境負荷低減を実現するインクジェットソリューション
13:50-14:20 事前登録
富士フイルム
インクジェット事業部
マネージャー
西川 漠氏
【講演者プロフィール】
2008年富士フイルム入社。枚葉インクジェットデジタル印刷機「Jet Press 720」の開発に従事。主にインクジェットヘッドの使いこなし技術の探求に取り組む。2011年海外子会社FUJIFILM Dimatixへ出向。インクジェットヘッドの生産管理、開発を担当。2015年に帰任し、Jet Pressシリーズの開発とともに、インクジェット技術を用いたソリューションビジネスを牽引している。
【講演概要】
2015年に採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」、「パリ協定」に代表されるように、環境負荷の低減は大きな社会課題となっています。脱炭素に向けて世界が大きく舵を切る中、現代のメーカーやブランドオーナーにとって、この潮流はリスクでもあり、大きなビジネスのチャンスでもあります。
インクジェットは「必要なものを、必要な場所に、必要な分だけ」非接触で提供することができます。この特徴によって、多くの分野で在庫や廃棄を削減するとともに新たな価値を生み出すことが出来ます。
インクジェットソリューションによるいくつかの環境負荷低減モデルを、カスタマイズインクジェットシステム導入支援サービスFUJIFILM Integrated Inkjet Solutions (FIIS)と合わせてご紹介させて頂きます。