ナノテク分野のパーソナルネットワーク強化
ナノテクノロジービジネス推進協議会(NBCI)は、ナノテクノロジー関係を中心に140社程から構成されるネットワーク機関です。ナノテク展には毎回出展しており、NBCIの活動紹介、ナノテクビジネスの現状紹介(ナノテク見える化)、会員企業展示を行っています。ナノカーボンオープンソリューションフェアと国際ナノテク団体会議も継続開催します。今年はメインシアター、シーズ・ニーズセミナー会場での講演も実施します。
NBCIのご紹介
NBCIでは委員会(4)、分科会(13)、WG(2)において定期的に意見交換・情報共有する機会を提供するとともに、正会員であれば参加無料の講演会を年間30回以上開催しています。また今年度より、会員の事業紹介、会員関心テーマに関する少人数会合など、会員メンバーのパーソナルネットワーク作りにつながる活動を強化しています。政府施策、審議会、国家プロジェクト等の情報のタイムリーな配信も会員から喜ばれています。
会員リスト
NBCIは、素材、加工組立、電気電子、分析、リサーチ・コンサル、VCなど様々な業態の会員から構成されており、カーボンニュートラルなどの社会課題に関する講演会、少人数会合での意見交換、会員事業紹介などを頻繁に行っています。コロナ禍の下、オンライン活動が主体でありながらこの1年間に21社が新規入会していただきました。HPの会員名簿には、会員各社のHPへのリンクを整備してありますのでご活用下さい。
ナノテク見える化
基盤技術であるがゆえに完成品の陰に隠れがちなナノテクを顕在化し、ナノテクの持つポテンシャルを外部にアピールすることを目的に会員企業の製品・技術を「ナノテク見える化」として紹介しています。詳細情報を掲載した動画を会期に合わせて公開いたします。NBCIブース(2T-20)ではパネル展示、冊子配布を行います。
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ナノカーボンオープンソリューションフェア
電池、エネルギー、コーティング、複合材料、金属、ゴムなど様々な用途へ応用が期待されるナノカーボン技術・製品を一同に集めた専門展を開催しています。今回が第3回の開催です。東2ホールの2T-13で展示しておりますのでお立ち寄りください。
ナノカーボン実用化ワーキンググループ
NBCIでは、NBCI非会員も参加可能なナノカーボン実用化WGを組織し、100社以上の企業が参加して活動しています。講演会、技術紹介イベントの実施、業界マップ整備に加え、ナノテク展におけるナノカーボンオープンソリューションフェアの開催等を通して、ビジネス化を推進しています 。
国際ナノテク団体会議
スペクトリス株式会社_事例展示
ナノマテリアルの評価でお困りなら、マルバーン・パナリティカルにお任せください!
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ビジョン開発株式会社_事例展示
ビジョン開発では、ナノダイヤモンドをはじめ様々な新しくユニークな材料を扱っております。
次世代半導体材料等で注目される単結晶ダイヤモンドは15mm以上の大きなものもできています。
その他、全固体電池作成技術や高精度基板型平面レゾルバや光学ガラス製品の紹介もしています。
展示会場では、ナノダイヤモンドのサンプルも展示しております。
お気軽にお問合せください。
日本電子株式会社_事例展示
ショットキー電界放出形走査電子顕微鏡 JSM-IT800 <i/isバージョン>
半導体試料観察を得意とするセミインレンズバージョンの対物レンズを有する、JSM-IT800 を今回新たにリリース致しました。不良解析で必要な傾斜した試料や断面試料の高分解能観察や分析が得意です。
さらに、上方インレンズ検出器 (UID) は電位コントラスト観察において威力を発揮します。
株式会社リコー_事例展示
2036年に100歳を迎えるリコーは、”はたらくに歓びを”というビジョンをかかげ、人にしかできない創造力を発揮しながら、仕事を通じて充実感や達成感を感じていただくためのお手伝いをいたします。今回は、有機次世代太陽電池、センサー技術、3Dプリンティング技術をご紹介します。
ナノテクノロジービジネス推進協議会(NBCI)
事務局長
横田 真氏
【講演者プロフィール】
1984年、東京大学大学院工学系(合成化学)修士修了後に通商産業省に入省。在職中に標準課長、リサイクル推進課長、内閣官房宇宙開発戦略本部事務局参事官、京都大学学際融合教育研究推進センター特任教授等を務める。2014年に退官後、日本ゼオン株式会社にて、研究企画管理部長、業務改革推進部長、執行役員、経営管理統括部門長等を務める。2020年12月より現職。
【講演概要】
NBCIはナノテクノロジーを中心に様々な分野の企業140社程が会員になっているネットワーキング組織です。委員会(4)、分科会(13)、WG(2)において定期的に意見交換・情報共有する機会を提供するとともに、参加無料の講演会を年間30回以上開催しています。
今年度より、会員の事業紹介、会員関心テーマに関する少人数会合など、会員間の交流促進活動も強化してきております。ホームページにおいては、ナノカーボンFAQ、ナノテク見える化などのNBCI作成資料を公開している他、コロナ感染防止対策、政府予算、審議会を始めとする政府施策情報へのリンク集も整備しています。
更には、政府から高頻度で送付されてくる政策情報もタイムリーに会員に配信しています。
本講演では、これらのNBCIの活動および会員サービスなどを具体的に紹介させていただきます。
株式会社リコー
Energy Harvesting事業センター
所長
田中 哲也氏
【講演概要】
私たちの実現させたい未来は「充電のない世界」をつくること。人が意識的に「充電」という行為をする必要がない世界、「電池交換」という行為をする必要がない世界を実現させたいと考えています。今後、さまざまなモノへのセンサー搭載拡大が予想されるなかで、それらのセンサーを常時稼働させる自立型電源として、身のまわりにある光や熱、振動などから発電するエネルギーハーベスト(環境発電)が注目されています。
リコーは持続可能な社会の実現に向けて、これまで固体型色素増感太陽電池(DSSC)を上市し、有機薄膜太陽電池
(OPV)のサンプル提供に至り、屋外・宇宙用途向けのペロブスカイト太陽電池の開発にも取り組んでいます。今回は、事業を通じた社会課題の解決について紹介します。
【開催時間】10:30-12:20
名古屋大学
大学院工学研究科
教授
松尾 豊氏
【講演者プロフィール】
2001年大阪大学大学院博士課程修了後、東京大学で助手、科学技術振興機構ERATOグループリーダー、特任教授を経て、2019年より現職。有機材料を駆使した新型太陽電池の創製を目指している。
【講演概要】
フラーレンやカーボンナノチューブなどナノカーボン材料は、有機溶剤の不完全燃焼や安価な一酸化炭素やアルコールを原料とした化学気相成長法で工業的に製造され、有機半導体より安定性が高く、それぞれ電子およびホール輸送の高い移動度を示す。これらナノカーボン材料を最大限に活用し、金属電極も含めて無機材料の使用を極力減らして本来のもっと「有機系」な、もっというと極限的には「オールカーボン太陽電池」の創製を目指している。これを実現するためにナノカーボン材料の設計と合成およびデバイス設計について、どのように深めて追求していけばよいか?炭素は元素として何ら制約がなく、軽量である。現在の太陽電池のカテゴリーには属さないナノカーボン材料を積極的に活用した新しい有機系太陽電池の創出を目指した研究の紹介を行う。
岡山大学
異分野融合先端研究コア
研究教授
仁科 勇太氏
【講演概要】
グラフェンに代表される二次元ナノカーボンは、優れた物性(軽量高強度、電気・熱伝導性など)を有しており、次世代材料として15年ほど盛んに研究開発が進められている。実用化への検討も最近の5年間で大きく展開し、現在は量産性やコストと物性のバランスが重要視されている。本講演では、黒鉛から得られる2次元ナノカーボンの量産化に学術的視点から取り組み、キログラムスケールでの生産を可能にした過程を紹介する。また、2次元カーボンの機能化や用途開拓についても触れたい。
下記情報は来場者から出展者への事前アポイント・問合せを目的に公開しています。
それ以外の目的(セールス等)で無断に使用・転載する事を固く禁じます。
ナノテクノロジービジネス推進協議会 (NBCI)