JSTイチオシの特許技術を紹介します!
科学技術振興機構(JST)では、イノベーション創出に寄与するため、JST名義の特許(JSTの研究開発プログラムの成果により創出された特許やプログラム終了後に創出された発明を出願前譲受した集約特許)の権利化・実施許諾を行うとともに、大学等名義の特許ライセンス(開発あっせん)およびこれらの組み合わせにより、企業への技術移転を推進しています。
シリコンバルク熱電変換材料と熱電変換デバイス
ZTが0.3を超えるナノ構造シリコン材料を製造プロセスの工夫により実現しました。開発した製造プロセスは、メタルアシストエッチングとプラズマ活性化焼結を組み合わせたものです。これにより、電気伝導率を大きく損なうことなく、熱伝導率を大幅に低下させることに成功しました。またこの材料を用いて、さらに曲げと伸縮を可能にして、あらゆる場所での発電を可能にするデバイス構造を実現しました。
ナノサイズのシート状ゼオライト
ゼオライト前駆体のアモルファス体のナノシート化を、「超膨潤ラメラ相」を利用した製法で達成しました。さらに、アモルファス体ナノシートの結晶化により、厚みが小さく外表面が大きいゼオライトナノシートの合成に成功しました。合成方法が簡便、かつ材料の適用範囲が広いことが特長です。
ナノ流路を開閉できるバルブが設けられたナノ流体デバイス
数cm角のガラス基板に数100 nmの超微小流路を加工したナノ流体デバイスにおいて、機能の集積化に不可欠な流路開閉バルブを開発し、これを実装した分析システムを構築しました。バイオ・医学分野で切望されながらも困難であった1細胞レベルのタンパク分析など、体積fL・超高感度(1分子)の極限分析への応用が期待されます。
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科学技術振興機構