会議棟(1階 102会議室)

2020年12月09日(水)

【特別シンポジウム】
「MEMS次世代テクノロジーフォーラム」

【主催】一般財団法人マイクロマシンセンター / 株式会社JTBコミュニケーションデザイン
【開催時間】10:30-12:30 事前登録

開催趣旨:

本シンポジウムでは、MEMSの実用化・応用先として期待される次世代テクノロジー(5G、IoT、ロボット、AI、バイオ、自動運転など)にフォーカス。次世代MEMS市場、最先端のMEMS技術が社会および産業に貢献するビジョンや方向性について、最新情報を発信します。
 
DX実現のためのMEMSデバイスとソリューション
10:30-11:00 事前登録 アーカイブ配信 満席
会場: 会議棟(1階 102会議室)

西本  淳哉

アズビル株式会社

執行役員常務

西本 淳哉

【講演者プロフィール】

アズビル株式会社執行役員常務アズビルグループ研究開発担当。1982年京都大学大学院工学研究科物理工学修士。1982年通商産業省入省、航空機武器宇宙産業課長、大臣官房技術総括審議官、内閣府宇宙審議官・宇宙戦略室長を歴任し、2014年退官。同年アズビル株式会社入社。2015年執行役員、2018年執行役員常務。アズビルグループの研究開発を担当。


【講演概要】

開発、生産、施工、サービス、営業等、あらゆるデータがデジタル化され、接続され、活用される。DX進展の中でシステムの付加価値はソリューションとデバイスに二極化していく。ここで鍵になるのはAIとMEMS技術である。「人を中心としたオートメーション」を掲げる当社の活動状況を中心に紹介する。

脳+五感MEMS
11:00-11:30 事前登録 アーカイブ配信 満席
会場: 会議棟(1階 102会議室)

三木  則尚

慶應義塾大学

理工学部 機械工学科

教授

三木 則尚

【講演者プロフィール】

2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)取得。2001年MITポスドク研究員、2003年同リサーチエンジニア。2004年慶應義塾大学理工学部機械工学科専任講師。2017年より現職。マイクロ・ナノ工学のバイオ医療・ICT分野への応用研究に従事。倫理、教育に関する活動も行う。2017年美味しい減塩を実現する株式会社LTaste創業。慶應義塾大学理工学部国際交流委員長。慶應義塾大学体育会スケート部部長。


【講演概要】

脳活動や五感を使った、直感的なユーザインターフェースや、触覚通信、ヒトモニタリング、さらにはコミュニケーションの評価や、社会的行動の促進まで、様々な新しいアプリケーションが期待されています。これらの実現には、ヒトと装置の良好なインタフェースが不可欠ですが、小型軽量、低侵襲なMEMSがその鍵を握ります。本講演では、脳波電極や、触覚ディスプレイなど、これまで開発してきたMEMSと、それを活用した応用例を紹介します。

センサ1兆個時代のセンサマネジメント
11:30-12:00 事前登録 アーカイブ配信 満席
会場: 会議棟(1階 102会議室)

藤巻  真

産業技術総合研究所

センシングシステム研究センター

副研究センター長

藤巻 真

【講演者プロフィール】

産業技術総合研究所センシングシステム研究センター副研究センター長兼バイオ物質センシングチーム長。1998年早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、科学技術振興事業団科学技術特別研究員、日本学術振興会科学技術特別研究員、早稲田大学理工学総合研究センター客員助教授を経て、2004年4月に産業技術総合研究所に入所。光を用いた微量生体物質検出技術を研究。


【講演概要】

年間 1 兆個のセンサを使用する社会を実現することを目指し、2013年に“Trillion Sensors Initiative”が米国でスタートした。このような膨大な数のセンサが社会実装されるとする議論の根幹には、社会のIoT化があり、その実現のために、センサ技術、ネットワーク技術、AIなどの解析技術の開発が進展してきた。しかし本当にこれほどの数のセンサを社会実装する、俗に言う「ばら撒く」には、これまでとは違った視点での技術も必要になってくる。例えば、センサは正常動作しているか、得られた信号は合っているか、悪意のある攻撃によって偽のデータを出力していないか、偽物にすり替えられていないか、不要になったセンサはどう処分するのか、などの問題に対する技術開発が必要になってくる。その他にもあらゆる場所にセンサを設置するための設置技術、電源技術なども必要となる。本講演では、これらの課題に対する我々の考え方や取り組み事例を紹介する。

自動運転を支えるセンサ技術
12:00-12:30 事前登録 アーカイブ配信 満席
会場: 会議棟(1階 102会議室)

和戸  弘幸

株式会社ミライズテクノロジーズ

センサ開発部

部長

和戸 弘幸

【講演者プロフィール】

1996年豊橋技術科学大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。同年(株)デンソー入社。
2020年4月(株)デンソーとトヨタ自動車(株)との合弁会社である(株)ミライズテクノロジーズの設立に伴い異動。
慣性、流量、ガスセンサなどのMEMSセンサの研究開発に加え、
高分解能LiDARやミリ波レーダなど自動運転用の周辺監視センサの研究開発や
人のセンシングなどの車室内センサの研究開発も担当。


【講演概要】

車の電子化は、事故予防のための車両制御、燃費向上のための電動化で半導体の需要が飛躍的に増加してきた。
現在、将来の高度運転支援/自動運転に向けた技術開発が精力的に行われており、車載半導体の需要は今後も増加する。
高度運転支援から自動運転への実現に向けて、センサの性能向上はもちろん、冗長機能、
低消費電力化なども求められるようになる。
本講演では、現技術及びそれらの課題に対する事例や方向性を紹介する。