セミナー会場C (西2ホール)

2020年12月11日(金)

Sustainable Session<Water3>ESG時代の水リスク対策 -気候変動・災害への意識の高まりと企業の在り方

【開催時間】10:30-11:30 事前登録

欧州を中心に、新型コロナウイルスによる危機からの経済復興と、気候変動への対策や持続可能性を合わせた「グリーン・リカバリー」と呼ばれる経済復興策が広がりつつあります。市場・サプライチェーンのグローバル化において、企業がESG(環境・社会・企業統治)対応を進め、積極的に情報開示をすることは、経営・事業の両面で重要性が高まっています。日本国内では、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への賛同数も増え、顧客・投資家から企業への要請の増加により、ESG対応に力を入れる企業が増加しています。

本プログラムでは、企業の気候変動や水リスク・排出量削減への対策と事業戦略の両立をテーマに、水リスク評価の世界的な潮流や事例紹介をお届けし、日本企業の取組み支援を目的として実施します。

 
企業における水セキュリティー情報開示の動向
投資家や顧客企業間での関心の高まりと、CDP質問書から読み解く企業に求められている取り組み
10:30-11:00 事前登録 アーカイブ配信
会場: セミナー会場C (西2ホール)

原田 卓哉

一般社団法人CDP Worldwide-Japan

プロジェクトマネージャー

原田 卓哉


【講演概要】

記録的な異常気象が近年世界中で観測されており、気候変動による脅威が顕在化になる中で、企業はこれまで以上に気候変動・水セキュリティーへの取り組みを強化することが求められています。CDPは、総額106兆米ドルもの資産を運用する515の投資家からの要請を受け、世界中の企業に情報開示を求めております。2019年には2000以上もの企業が水セキュリティー対応について、そして8000以上もの企業が気候変動対応についてCDPを通じて情報を開示しております。CDPによせられている開示情報を基に、企業の取り組み状況が今どうなっているのか、そして高く評価される企業は何をやっているのか等について、近年の水問題に関わる世界的な潮流を交えながら、お話しさせていただきます。皆様の会社での取組みのヒントにしていただけますと幸いです。

#環境・エネルギー #評価・計測

東京ガスグループの水リスクへの取り組み
11:00-11:15 事前登録 アーカイブ配信
会場: セミナー会場C (西2ホール)

東京ガス株式会社

サステナビリティ推進部 SDGs推進グループ

マネージャー

寒川 裕之


【講演概要】

東京ガスグループは、2019年11月にグループ経営ビジョン「Compass2030」を策定・公表し、「『CO2ネット・ゼロ』をリード」「『価値共創』のエコシステム構築」「LNGバリューチェーンの変革」の3つの挑戦を掲げました。
東京ガスグループにとって、水リスクへの取り組みは重要な経営課題の一つであり、政治・経済・産業等の中枢である首都圏の天然ガスインフラのさらなる強靭化を推進しています。また、気候変動対策として、再エネ電源拡大や天然ガスの有効利用を通じて、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦しています。
この結果、昨年、CDPウォーター「A」、CDP気候変動「A-」の評価をいただきました。これらの取り組みをご紹介させていただきます。

#環境・エネルギー #評価・計測

日立グループの水・資源循環型社会の構築にむけた取り組み
11:15-11:30 事前登録 アーカイブ配信
会場: セミナー会場C (西2ホール)

株式会社日立製作所

サステナビリティ推進本部 環境部

部長

祝園 康幸


【講演概要】

日立グループは、ステークホルダーとの協創による社会イノベーション事業を通じて、環境課題を解決し
生活の質の向上と持続可能な社会の両立を実現していきます。さらに、このビジョンのもと、持続可能な社会を構成する「脱炭素社会」「高度循環社会」「自然共生社会」の実現をめざしていきます。
この環境ビジョンのもと、高度循環社会を実現していくために お客さまや社会とともに水・資源循環型社会を構築し、水・資源利用効率 2050年度 50% 改善 (日立グループ内2010年度比)という目標に向かって活動を推進しております。
これらの活動を評価いただき、日立グループは、2019年のCDPウォーターにおいて、Aリストとなりました。日立グループの水循環型社会の実現に向けた取り組みについて、ご紹介させていただきます。

#環境・エネルギー #評価・計測