セミナー会場B (西2ホール)
2020年12月11日(金)
グリーンリカバリーとプラスチック・スマート
【開催時間】12:40-15:50
【基調講演】ウィズコロナのバイオプラスチック最新動向
12:40-13:20 事前登録 アーカイブ配信
トタルコービオンPLA b.v. 日本連絡事務所
代表
金高 武志氏
【講演者プロフィール】
横浜国立大学にて高分子化学を専攻。凸版印刷(株)にて包装資材の研究開発に従事。ROHM AND HAAS社にてプラスチック用の添加剤の拡販に従事、Perstorp社にて生分解性樹脂のポリカプロラクトンの拡販に従事。現職トタルコービオンPLA社にてポリ乳酸(PLA)の市場開発に従事。日本バイオプラスチック協会(JBPA)技術委員長。
【講演概要】
#材料・素材 #環境・エネルギー
独自の発泡技術による軽量でしなやかな発泡PLAシート素材の開発
13:40-14:10 事前登録 アーカイブ配信
リコー
CT&P本部 新素材事業開発室
室長
山口 秀幸氏
【講演者プロフィール】
1989年株式会社リコーに入社。 同社にて画像形成用サプライの開発から生産に至る一連の技術開発業務に従事。 その後、2010年より同社英国工場に7年間駐在し、現地技術部門のマネジャーとして,トナーボトルの欧州内回収再生スキーム構築、生産の自動化/デジタル化などを指導。 2017年に帰国後、同社ケミカルテクノロジー&プロダクツ事業部の技術企画室長として新規事業開発を推進、現在に至る。
【講演概要】
海洋廃棄プラスチックによる環境問題が世界規模でクローズアップされ、代替素材への転換の重要性が高まっています。PLAはカーボンニュートラルつまり、焼却しても大気中の二酸化炭素を増加させず、さらにコンポスタブルという土中や堆肥などある一定の環境下のもとで水と二酸化炭素に分解する特性を持っています。
リコーは、脱炭素社会・循環型社会の実現に向けて植物由来100%のポリ乳酸(PLA)の発泡技術開発に取り組んでいます。リコー独自の超臨界CO₂技術でPLAを微細発泡させた素材は、強度としなやかさが両立する特徴があります。
この発泡PLAシートの試作装置導入により技術開発を促進し、柔軟性、耐久性、生分解性等の性能およびコストの実証を行い、新規ビジネスとして環境に優しい素材を提供してまいります。
#材料・素材 #環境・エネルギー
循環型社会の実現に向けてパッケージにできること
14:30-15:00 事前登録
凸版印刷
生活・産業事業本部 パッケージソリューション事業部 マーケティング戦略本部 マーケティング戦略部
係長
髙澤 宇史氏
【講演概要】
地球温暖化、プラスチックごみ問題、食品ロスなど、近年ますます注目される環境問題に関し、国・企業・生活者、それぞれにおいてさまざまな取組みが行われています。本セミナーでは、それらの環境問題に関わる国内外の動向と、パッケージを通した循環型社会の実現に向けた凸版印刷の取組みを、最新の開発事例とともにご紹介します。
コンビニ中食容器包装の環境対応
15:20-15:50 事前登録 アーカイブ配信
三菱商事パッケージング
流通事業部
佐藤 久朗氏
【講演者プロフィール】
1988年、㈱西武百貨店 包材事業部入社。
黎明期にあったコンビニエンスストア向けの容器・包材の開発、供給体制構築に携わる。
1999年、三菱商事パッケージング㈱に移り、引き続きコンビニ中食に関わり容器開発に従事。
2003年、伊藤忠プラスチックス㈱に入社。中食商品調査・検索システムの開発、マーケティング/容器開発業務に携わる。
2018年9月より現職。引き続きコンビニ中食容器・包装の開発に取組む。
【講演概要】
コンビニ市場拡大の軌跡にあって、その中食に使われる容器・包装は環境対応においていかなる変遷を遂げてきたのか―。
本講演では、長年に渡りコンビニ中食市場を見つめ続けた講師が、豊富なデータ、写真、容器の実物等を用いながら、コンビニ容器包装の環境対応の変遷と今後の展望について解説する。
プラスチック使用量の削減、バイオプラスチックの導入、リサイクル材料への転換、紙化、食品ロス削減のためのロングライフ化など具体的な事例を紹介していく。
#材料・素材 #環境・エネルギー