会議棟(7階 703会議室)

2020年12月10日(木)

TCT Japan カンファレンス Day 2 【ロボティクスと3Dプリンティングで実現するコンタクトレスサービス】

【主催】JTBコミュニケーションデザイン 共催:日本3Dプリンティング産業技術協会
【開催時間】10:20-12:30 事前登録 無料

昨今のコロナ禍の状況では、感染症予防の観点からコンタクトレス(非接触)であることが求められる場面も多く見受けられます。配膳サービスなど物理的にモノの受け渡しや人との接触が発生するものも多く、ロボティクスの応用による解決が求められています。カンファレンスDay2では有識者をお招きして、ロボット技術と3Dプリンティングの関わりや、非接触サービスへの活用事例等を紹介します。

※会場にてお席に空きができ次第、適宜ご案内させていただきます。ぜひお越しくださいませ。
 
協会ご挨拶・セミナーご紹介 (アーカイブ動画 00:00~)
10:20-10:30 事前登録 アーカイブ配信
会場: 会議棟(7階 703会議室)

松岡 司

日本3Dプリンティング産業技術協会

常務理事

松岡 司

【講演者プロフィール】

1984年大阪大学基礎工学部制御工学科 卒業​.1990年株式会社リコーに入社後、ソリッドモデラDESIGNBASEの開発に参加。NURBS等自由曲面の研究・開発に従事した。その後、高速軽量3DビューワTwister等各種システムの開発責任者を務めた.2018年 中小企業診断士試験に合格し、副業として診断士活動を始めた.2019年 日本3Dプリンティング産業技術協会に参加し、海外動向調査やセミナーの企画に従事している.


【講演概要】

近年、ロボティクスにおける3Dプリンティング技術の活用が顕著になって来ました。例えば、3Dプリンタならではの形状を持った部品を用いることにより、従来工法で作成した部品では実現できなかった動きを実現できること等が挙げられます。また、以前は、長い開発期間が必要であったロボットの開発過程において、3Dプリンタによるラピッドプロトタイプを活用し設計・評価・修正のサイクルを高速に回して開発期間を短縮するといった例も挙げられます。 一方、昨今のコロナ禍の状況では、感染症予防の観点からコンタクトレス(非接触)であることが求められる場面も多く見受けられます。配膳サービスなど物理的にモノの受け渡しや人との接触が発生するものも多く、ロボティクスの応用による解決が求められています。
そこで、カンファレンスでは有識者をお招きして、ロボティクスと3Dプリンティングの関わりや、非接触サービスへの活用事例等を紹介します。

移動ロボット技術とwith コロナそしてAM (アーカイブ動画 10:10~)
10:30-11:20 事前登録 アーカイブ配信
会場: 会議棟(7階 703会議室)

坪内 孝司

筑波大学

システム情報系

教授 / 数学デザイン室長

坪内 孝司

【講演者プロフィール】

1988年筑波大学大学院博士課程工学研究科電子・情報工学専攻修了,工学博士.日本学術振興会特別研究員,宇都宮大学工学部助手,東京大学工学部助手を経て,1994年筑波大学講師.2006年より筑波大学教授.


【講演概要】

自律移動ロボット技術は,屋内外の通路を自律的に移動できる能力を有する主に車輪型のロボットを支える技術である.感染症の拡大防止のために人と人との接触を可能な限り防ぎながら,一方でこれまでの人と人の交流の代替手段として,また,公共の場所における夜間の消毒作業などの用途のために,この技術はいま注目されている.講演者は,移動ロボット技術の開発研究に長年携わっており,同技術の産業応用・転用への実績もある.この講演では,移動ロボット関連のコア技術である自己位置推定や地図作成についての解説を中心に据えて紹介しながら,いま要請されているニーズと技術応用の展望を述べる.また,移動ロボット技術の現状やこれまでに行ってきた研究開発事例なども動画で紹介し,これからの技術への期待を示す.

ロボット開発に貢献するAMの事例と活用の考え方 (アーカイブ動画 59:09~)
11:20-11:50 事前登録 アーカイブ配信
会場: 会議棟(7階 703会議室)

高木 健

広島大学

大学院先進理工系科学研究科 電気システム制御プログラム スマートロボティクス研究室

教授

高木 健


【講演概要】

ものづくりにおいてどのような製造装置を用いるかは,技術者の腕の見せ所だと思います.そして,どのような製造装置にもそれそれの個性があり,得意とするところと,不得意とするところがあります.もちろん3Dプリンタもそうだと思います.そのため,3Dプリンタを使いこなすためにはこの個性を理解することがとても重要だと考えられます.この講演では,ロボット開発を通して得たノウハウを基に,設計・製作方法を従来から多く用いられてきた切削機械などと比較しながら3Dプリンタの個性を活かす方法をお話します.

人とロボットが協働する、楽しい社会へ。サービス業のおけるロボティクス活用事例
11:50-12:20 事前登録
会場: 会議棟(7階 703会議室)

中野 浩也

QBIT Robotics

代表取締役社長

中野 浩也

【講演者プロフィール】

ハウステンボスの情報システム部門責任者として「変なホテル」、「変なレストラン」のロボット事業に携わる。渋谷の「変なカフェ」では設計から製作まで一人で担当しアームロボットをサービス飲食業に活用する可能性を強く感じてQBIT Roboticsを設立、最高経営責任者として、陣頭指揮を執る。


【講演概要】

ロボットは万能ではありません。ロボット活用で重要なポイントは、ロボットの長所短所を理解し、役割を与え、ロボットがしっかり働ける「環境」を整えることです。本講演では、サービス業におけるロボット実装事例の数々を、具体的な苦労エピソードも交えながらご紹介。3Dプリンターを駆使した「ロボットフレンドリー環境」の必要性ついて語ります。