会議棟(7階 701+702会議室)
2020年12月11日(金)
【主催者企画】 SURTECH 2021 業界セミナー
【主催】SURTECH実行委員会事務局
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温暖化・コロナで自動車業界は待ったなしの変容を求められる
12:45-13:45 事前登録 アーカイブ配信 有料
愛知工業大学
工学部機械学科
客員教授
藤村 俊夫氏
【講演者プロフィール】
1980年に岡山大学大学院工学研究科修士課程修了.トヨタ自動車工業入社.本社技術部にて31年間、新開発エンジン設計、制御技術開発等に携わる。2004年に基幹職1級となり、将来エンジンの技術開発推進、技術シナリオ策定を行う.2011年より愛知工業大学工学部の教授として熱力学、機械設計工学等の講義を担当. 2018年4月より愛知工業大学工学部客員教授となり、同時に自動車関連企業の顧問、コンサルティング、講演活動を行う.
【講演概要】
今回のコロナウイルスの蔓延により経済はリーマンショックを上回るダメージを受け、多くの方々が亡くなられた。一方、環境改善により美しい地球が戻ったという報道が寄せられ、CO2に関しても2020年は昨年比で8%減少とするという予測もある。多くの人々がこれまでいかに人類の経済活動がいかに地球を痛めつけてきたか認識されたと思う。また、温暖化とウイルスは無縁ではない。北極圏の永久凍土が溶ければ、未知のウイルスと細菌が地表に出てくる。
持続可能な社会の実現に向け、環境改善の比重はより拡大しており、今回のコロナを機に、自動車産業のみならず、エネルギー、電力などあらゆる産業が、環境改善と経済成長を目指した変容が必要になる。ここでは、自動車産業において今後進めるべき電動化戦略と、従来の自動車製造という枠にとらわれるのではなく、MaaSのみならずスマートCityまで視野に入れ、目指すべき方向性および戦略はどうあるべきか解説する。
#自動車 #環境・エネルギー #材料・素材 #5G/DX #Withコロナ(抗菌・抗ウィルス)
自動車部品用電波透過金属膜・電磁波遮蔽めっき膜の特性とISO規格制定の動向
14:00-15:00 事前登録 アーカイブ配信 有料
元 大阪産業技術研究所
藤原 裕氏
【講演者プロフィール】
2019年まで大阪産業技術研究所 森之宮センター (旧 大阪市立工業研究所)勤務,めっき技術の研究・開発・企業支援に従事,2014年より奈良先端大学院大学 客員教授を兼務
表面技術協会理事,関西支部長,エレクトロニクス実装学会常任理事,電気鍍金研究会会長,ISO/TC107(無機金属コーティング)日本国内委員会委員長,大阪府鍍金工業組合顧問,等を歴任
表面技術協会 協会賞,等を受賞
博士(工学)
【講演概要】
自動車の衝突防止・自動運転のためにミリ波レーダーが利用されている。本報告では,自動車外装部品用金属膜に要求されるミリ波透過能とクロムめっき類似外観について,評価基準と評価法について解説する。また,車載電子部品の筐体への電磁波シールドめっき膜に要求される特性,すなわち幅広い周波数帯域での高いシールド能,難めっきエンプラへの高密着めっきなどについて述べる。さらに,日本から提案中のISO規格の動きについても触れる。
#自動車 #評価・計測 #5G/DX
次世代に向けた自動車の加飾処理 (重クロム酸代替技術)
15:00-15:30 事前登録 アーカイブ配信 有料
関東学院大学
材料・表面工学研究所
講師
梅田 泰氏
【講演者プロフィール】
2019年千葉工業大学にて博士(工学)の学位を取得。1979年から2010年まで大成工業、横浜プレシジョン、野毛電気工業、セミツールジャパンにて車載、宇宙衛星、半導体前後工程の表面処理技術開発に従事し、2010年から関東学院大学 材料・表面工学研究センター研究員、材料・表面工学研究所助教を経て、2019年から同研究所講師となり、現在に至る。
【講演概要】
車載部品に多く用いられているABS樹脂,PP樹脂へのめっきの前処理方法として,現在,重クロム酸を含むエッチャントが良好な密着性を得るために使用されている.環境に配慮した代替技術が求められている中,重クロム酸を含む薬品を使用しないUV光、ファインバフル低濃度オゾン水、電解硫酸処理について報告する。これらの技術のキーポイント及び工程を紹介し、さらにこれらの技術の今後の活用法についても紹介する。
#自動車 #環境・エネルギー #材料・素材