製品・サービス 1 サンプル 新製品

CNT / 炭素繊維複合化技術「Namd」

ニッタの炭素繊維表面へのカーボンナノチューブ（CNT）独自複合化技術「Namd」は、新たな次世代型「2G-Namd」へと進化しました。サイズ剤を使わない独自分散技術により、CNTを不織布状に膜形成することで、Namdの特性である層間破壊靭性やせん断疲労特性などが大幅に向上しました。これらの特性向上により、産業分野における幅広い金属代替が期待できます。ニッタは困り事解決、製品機能の進化にお応え致します。

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「Namd（エヌアムド）」とは

「Namd」とは、ナノ分散カーボンナノチューブを炭素繊維へ均一複合化する技術です。
ニッタは分散剤を使用せず「ナノ分散」を実現することでCNTの自己凝集力を応用し、独自複合化技術により炭素繊維への均一CNT膜を形成しました。

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「Namd」技術の世代別比較

第1世代、第2世代どちらも、個々の炭素繊維表面にCNTネットワーク構造を形成し、数千本～数万本のマルチフィラメントの表面にCNT膜を均一に形成しています。第1世代のNamdは、CF表面にCNTを均一付着しています。第2世代の２G-Namdは、CF表面にCNTを不織布状に膜形成しています。

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「２G-Namd 」プリプレグ

「２G-Namd 」プリプレグは、「Namd」糸とエポキシ樹脂を複合化した熱硬化CFRP用中間材料です。通常のプリプレグと同様の成型方法が適用可能です。

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「２G-Namd 」糸の界面接着強度

フラグメンテーション測定により、界面接着強度を測定しました。この測定では、破断長さが短いほどCF-樹脂の接着強度が高いことを示します。２G-Namdでは破断長さがCF原糸の約半分になったことから、CF原糸と比較して２G-Namdの界面接着強度は約2倍となることが分かりました。

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「２G-Namd 」CFRPの層間破壊靭性（G1c、G1r）JIS K7086、「２G-Namd 」CFRPの歪み速度依存性

通常CFRPと比較して2G-Namdは、約2倍の層間破壊靭性強度を有します。
また、NamdはCFRPを構成しているCF-CF間をCNTによって架橋した構造をとることで、樹脂由来の歪み速度依存性を提言しており、より金属材料に近い弾性体となります。

「２G-Namd 」CFRPの層間破壊靭性（G1c、G1r）JIS K7086、「２G-Namd 」CFRPの歪み速度依存性.pdf

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「２G-Namd 」CFRPのせん断疲労特性

2G-Namd CFRPは、一定荷重にて繰り返し曲げ評価を行い破壊に至るまでの繰り返しせん断回数が約2桁アップしました。

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「２G-Namd 」CFRPの振動減衰性

通常CFRP板の変形を伴う振動減衰性に比べて、2G-Namd CFRPは不織布状に膜形成されたCNTにより高い振動減衰性を発現します。

「２G-Namd 」CFRPの振動減衰性.pdf

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「２G-Namd 」CFRPの引抜成型ロッド

2G-NamdをCFフィラメントとして用いた引抜成型ロッド内のCFは均一に分布した構造をとります。
高速曲げ破壊試験において、２G-Namdは破壊強度が約10~20%向上いたしました。

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ニッタの独自技術紹介

CNT独自分散技術は、分散剤を使わず、ナノレベルで長尺単離分散を行う独自技術です。
独自複合化技術は、CF表面へ均一膜厚でCNT膜を形成する独自コーティング技術です。

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連絡先情報

下記情報は来場者から出展者への事前アポイント・問合せを目的に公開しています。
それ以外の目的（セールス等）で無断に使用・転載する事を固く禁じます。

ニッタ Namdプロジェクト 〒 639-1085 奈良県 大和郡山市池沢町172

TEL : 0743-56-2024 URL : http://www.nitta.co.jp