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TCT Conference / Introducing ステージ(南4ホール会場内)

2020年1月31日(金)

セッション 3: 3Dプリンティング/AM技術のデザイン思考(DfAM)・応用事例

【主催】JTBコミュニケーションデザイン / Rapid News Publications
【開催時間】10:20-11:50 登録不要 無料

「TCT Conference」では、国内外よりアディティブマニュファクチャリング・3Dプリンティング技術に関する産官学のキーマンより最新の事例・トレンド・市場動向を連日発信いたします。

セッション 1:【1/29(水)10:20-12:15】 3Dプリンティング/AM市場 各国の展望
セッション 2:【1/30(木)10:20-12:20】 3Dプリンティング/AM技術の規格動向と事業化・エコシステムの構築
セッション 3:【1/31(金)10:20-11:50】 3Dプリンティング/AM技術のデザイン思考(DfAM)・応用事例
 
機能駆動型の積層造形向け設計 : マルチフィジックスのトポロジー最適化による新しいアプローチ
10:20-10:50

Bersch Sebastian

Siemens

Manufacturing Solutions

Manager

Bersch Sebastian

日英同時通訳(同)

【講演者プロフィール】

Sebastian Bersch graduated from Zeppelin University, Germany, and WITS University, South Africa, majoring in Corporate Management & Economics.He joined IBS a Siemens Business right after his graduation and worked as project manager for manufacturing quality in the US for two years, before returning to Germany where he continued to work in defining and implementing quality solutions with Automotive OEMs and suppliers. After a couple of more years of implementation and project management experience Sebastian moved to China in the beginning of 2015 to become General Manger and CEO of IBS Shanghai. With the merger of IBS into Siemens he widened his focus by taking on the Lead Business Development position for manufacturing in APAC. He has since been involved with a number of projects to digitalize manufacturing and implement new production methods.Beyond that Sebastian serves at the Asia Pacific board of MESA, a global think tank for the improvement of business results and production operations in manufacturing companies by the application of information technology.


【講演概要】

アディティブマニュファクチャリング(以下、AM)向けの設計は、現在のエンジニアリングでの課題をAMで実現可能にする設計を再創造する能力が必要となります。このようなタスクは、エネルギー業界、自動車業界、および航空宇宙業界のアプリケーションでよく見られるようになりました。
しかし、構造や熱、流体ドメインの設計要件を組み合わせると非常に困難なエンジニアリングになります。
AMにより注目されている一般的なトポロジー最適化は自由な形状生成を可能にしますが、既存の技術は主に構造ドメインに存在し、前述の複数ドメインの課題を解決するには不十分です。
我々の事例では、構造、熱、流体の結合要件を処理するために、マルチフィジックスなトポロジ最適化のフレームワークが利用されており、自社のガスタービン向け燃焼部品の設計で既に実証されています。

セメント系材料をインクとする3Dプリンターの開発
10:50-11:20

金子  智弥

大林組

技術本部 技術研究所 生産技術研究部

主席技師

金子 智弥

日英同時通訳(同)

【講演者プロフィール】

早稲田大学理工学部建築学科修士課程を1992年に修了し、大林組に入社。同社の技術研究所にて、一貫してICTとロボティックスを利用した工事の生産性向上技術の開発を担当。


【講演概要】

3Dプリンターで建設物を製造する試みが、特に海外で盛んに報告されています。その多くがコンクリートをはじめとするセメント系材料を用いますが、これらには十分な強度に達するまでに一定の時間を要すること、また圧縮には強いが引っ張りに弱いことなどの課題があります。大林組では、インクの硬化時間を制御する技術を確立するとともに、鋼繊維を含み引っ張り強度を負担できる特殊なコンクリートとの複合構造を開発しました。これによって2019年には、3Dプリンターでは国内最大規模となる幅7m、奥行き5m、高さ2.5mのシェル型ベンチを製造しました。今回はその開発の過程などをご紹介します。

月面探査車開発に向けた3D プリンティング技術の応用と期待
11:20-11:50

中島  紳一郎

株式会社ダイモン

代表取締役

中島 紳一郎

日英同時通訳(同)

【講演者プロフィール】

ロボットクリエイターで発明家。
現在は月面探査ロボットの開発に専念。


【講演概要】

たった一人で3Dプリンターで作った月面探査車「YAOKI」がNASAの月輸送ミッションと契約を締結。
2021年夏に日本初となる月面探査を実施。
月面探査車「YAOKI」がNASA月ミッションと契約に至る経緯を紹介。