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NECにおけるナノテクノロジー研究の取組み
13:00-13:45

中村 祐一

NEC

中央研究所

上席技術主幹

中村 祐一

【講演者プロフィール】

中村祐一 1988年NEC入社、以後25年に渡って組合せ最適化問題の塊であるLSIの設計自動化の研究開発に従事。現在は中央研究所上席技術主幹。量子コンピュータを含むNECのコンピューティングシステム全体の研究開発を統括。博士(工学)


【講演概要】

NECは代表的なナノカーボン材料であるカーボンナンチューブの発見や超電導回路を用いる固体素子量子ビット動作実証をはじめとする世界初の研究成果を創出し、現在まで20年以上にわたるナノテクノロジーに基づく技術蓄積を持っています。2019年には、これらNECのもつナノテク・量子技術を強化するため、ナノ構造作製及び評価等に強みをもつ産総研にNEC-産総研量子活用テクノロジー連携研究室を設立し、革新的な技術や製品を創出すること目指しています。本講演では、主に超電導パラメトロンを利用する量子アニーリングマシン、ベクトルマシンを活用したシミュレーテッドアニーリングマシンの研究開発についてご紹介します。また、ナノカーボン、漆ブラック調バイオプラスチック等の先端材料技術、マテリアルズインフォマティクスを使った材料探索技術等についてもご紹介します。