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シーズ&ニーズセミナー B会場(西2ホール会場内)

2020年1月30日(木)

ナノカーボンオープンソリューションフェア 特別講演

 
蓄電池、燃料電池用ナノカーボン材料への期待
15:05-15:55

金村 聖志

首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 都市環境科学科 環境応用化学域

金村 聖志

【講演者プロフィール】

1980年 3月 京都大学工学部工業化学科 卒業
1995年 3月 京都大学大学院工学研究科 物質エネルギー化学専攻 助教授
2002年 4月 東京都立大学大学院工学研究科 応用化学専攻 教授
2010年 4月 首都大学東京大学院都市環境科学研究科 都市環境科学環 分子応用化学域 教授
2018年 4月 首都大学東京大学院都市環境科学研究科 都市環境科学専攻 環境応用化学域 教授
専門分野:セラミックス化学、電気化学、エネルギー化学


【講演概要】

カーボンナノチューブやグラフェンを蓄電池や燃料電池で使用することが進められている。高い導電性や大きな比表面積は二次元反応を利用する電池系において非常に有効である。本発表ではナノカーボンを利用した新しいリチウムイオン電池系の例や、燃料電池や革新電池おけるナノカーボンの役割について紹介する。
 電池材料は電子伝導性を有する材料と有しない材料がある。電子伝導性を有しない材料として硫黄正極や空気極などが挙げられる。電子伝導性が不十分な材料もある。これらの材料を用いてリチウムイオ電池や燃料電池や革新電池を作製するには、優れた電子伝導性を有する導電剤が必要である。本発表では、具体的なナノカーボン材料の電池系への応用例を紹介し、ナノカーボンの機能について議論する。

ナノカーボン電極で創る酵素バイオデバイス
15:55-16:45

西澤 松彦

東北大学大学院工学研究科 ファインメカニクス専攻

西澤 松彦

【講演者プロフィール】

1994年に学位(工学)を東北大学で取得。大阪大学工学部で助手を務めた後(1995-1997)、東北大学に異動し、2003年より教授。2008年から5年間はJST-CRESTのチームリーダーを兼任。BioMEMS技術の開発と生体イオントロニクスデバイスの作製、および医療・美容・健康分野への応用を進めている。


【講演概要】

酵素修飾電極は、バイオセンサーやバイオ燃料電池などの性能を決定づけるコアコンポーネントであり、カーボンナノチューブなどによるナノ構造化によって活性化がはかられている。本講演では、柔軟なナノカーボン電極を作製し、オール有機の経皮通電型DDSパッチや電気絆創膏に利用する研究を紹介する。