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シーズ&ニーズセミナー B会場(西2ホール会場内)

2020年1月29日(水)

セルロースナノファイバー特別シンポジウム

 
ナノセルロース、その多様性と世界で進むアプリケーション開発
10:20-10:50

平田 悟史

産業技術総合研究所

材料・化学領域 研究戦略部

上席イノベーションコーディネータ

平田 悟史


【講演概要】

ナノセルロースには、セルロースナノファイバー、セルロースナノクリスタル、バクテリアセルロースなどさまざまな種類があり、その性状に大きな違いがある。同じセルロースナノファイバーでも、メーカーによって異なる材料と考えたほうがよい。生分解性、再生可能、比重は鋼鉄の5分の1、低熱膨張という性質は、ナノ以外のセルロースにも当てはまる。一方、チキソ性、増粘制御性、保湿・保水性はナノセルロースの比表面積に、高強度は繊維の長さに依存する特性である。ちなみに「鋼鉄の5倍の強度」というのは、セルロースナノファイバーの単繊維に限った特性である。近年、このナノセルロースの特性を活かしたアプリケーション開発が世界中で進められている。日本ではセルロースナノファイバーを消費拡大を目指して高強度・軽量複合材料への適用を中心に開発が進んでいるが、海外ではエレクトロニクス、バイオメディカル分野への適用についても検討されている。

CNFを活かしたクルマづくり
10:50-11:20

臼杵 有光

京都大学

生存圏研究所

臼杵 有光


広がる用途、進む実用化、注目の新素材セルロースナノファイバー
11:25-12:10

モデレーター︓平田 悟史 氏(セルロースナノフォーラム事務局⻑)

パネラー:第一工業製薬株式会社,モリマシナリー株式会社,株式会社スギノマシン