エネルギーステージB(南2ホール会場内)

2020年1月29日(水)

出展者プレゼンテーション

【開催時間】11:30-12:15 登録不要 無料

 
新電力会社が伸びない理由は”組織"にあった? ~プロジェクトを成功させるためにはステークホルダーの選び方と内部組織づくりが肝心!~
11:30-12:15 登録不要 無料

伊藤 菜々

株式会社リミックスポイント

電力事業アドバイザー

伊藤 菜々

【講演者プロフィール】

平成元年埼玉県生まれ。2011年上智大学経済学部経営学科を卒業。(株)アストマックストレーディングでエネルギーアルゴリズムトレード室を経て、再生可能エネルギーファンドを経験。その後電力全面自由化に伴い、(株)リミックスポイントに入社。電力事業部全体の業務を運営しながら、取引先との交渉、新規事業に関わる。2019年に独立し、電力需給予測、電力取引の切り口から、新電力組織を成功に導くコンサルティングを行っている。


【講演概要】

2019年10月現在で新電力事業者は661社にも上り、新電力バブルとも言えるだろう。その反面、新電力事業を撤退する事業者も増えているのも現状である。新電力事業が伸び悩む理由は、大きく「組織」にある。実は内部組織だけが原因でなく、事業の根幹の前提となる電源調達先やシステム会社、需給管理委託先やバランシンググループによって、成功失敗が大きく左右される。必ずしも価格が安いからと言って大規模な企業を選べば良いというわけではない。新電力事業自体のノウハウがない場合は、小回りが利いて営業サポートもしてくれる会社が適しており、再エネを供給したい場合は発電予測に強い会社が適していたりする。新電力事業者の理念やターゲットによって、メリット・デメリットを考慮し、自社にとって最善の提携先を選ぶ必要がある。また、現在代理店として利益を上げていない場合は自社で、新電力事業者になり提携先を見直すのも手の一つだ。