コンバーテックステージ(西4ホール会場内)
2020年1月30日(木)
JFlex : Society 5.0実現に資するヘルスケア・介護分野でのセンサ応用技術
基調講演
ヒトを理解するためには何を測ればよいのでしょうか?
10:20-11:10
株式会社KDDI総合研究所
教育・医療ICTグループ
グループリーダー
米山 暁夫氏
【講演者プロフィール】
1994年国際電信電話(現KDDI)入社。1996年より同研究所にて画像関連の研究に従事。2002年~2003年 南カリフォルニア大客員研究員。2013年よりKDDI 技術開発本部 技術戦略部にて研究開発企画、2017年よりKDDI総合研究所 教育・医療ICTグループリーダーとしてヒトのアタマとココロとカラダの健康増進を目指しHealthTech, EdTech, HRTech領域の研究開発を推進。博士(工学)。
【講演概要】
ヒトを理解するということはヒトの永遠の課題でもある。しかし、昨今のセンサの進化、演算能力の高速化に加え、通信ネットワークの高速大容量・低遅延化と共に「ヒトの理解」について、全体から見ればほんの少しではあるかもしれないが、徐々に解明できたことが増加しつつある。本講演ではヒトの理解に関する最新の動向を俯瞰するとともに、特にヒトの行動にフォーカスを当て、特に行動変容に繋がる取組みの可能性を展望する。
Society 5.0で介護・医療の現場はどのように変えられるのか。
11:25-11:55
エヌ・デーソフトウェア株式会社
新規事業企画室
係長
大木 幸寛氏
【講演概要】
IOTや人工知能は介護・医療の現場にどのような革新的イノベーションをおこせるのか。
介護事業所の業務ソフトウェアを展開してきたNDソフトウェアにてどのように融合させられるのか、ソフトウェアヴェンダーが協業相手をどのように選択しているのか。
ヘルスケア・介護分野向けベッドセンサ「Vital Beats」の実用化 ~脈波、呼吸に加え睡眠の深さをさりげなくモニタリング~
12:10-12:40
株式会社フューチャーインク
代表取締役社長
田中 康裕氏
【講演者プロフィール】
1995年大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了、博士(理学)を得たのち、北海道大学触媒化学研究センター助手を経て、2001年大手化学会社に入社。化学会社在籍時に産学連携研究員として山形大学時任研究室で有機半導体の研究開発に従事したことをきっかけに、2018年フューチャーインクに入社、2019年4月より現職。
【講演概要】
当社は山形大学時任研究室で開発されたプリンテッドエレクトロニクス技術を基に設立されたベンチャーです。心拍、呼吸に加えて、睡眠の深さが測定できるベッドセンサ「Vital Beats」を製品化しており、その事業化/社会実装に向けた取り組みに注力しています。
「Vital Beats」は薄くて軽いしなやかなフィルム状のセンサで、取り扱いが簡単でありながら高感度であるため、ベッドのマットレス(20cm厚程度まで対応可)の下に敷くことで、寝ている方にとって違和感なく、“さりげなく”脈波、呼吸を同時にモニタできます。さらに高感度である点を活かした、脈波と呼吸の情報から睡眠の深さを評価するアルゴリズムを備えており、ほぼリアルタイムで寝ている方の「眠り」をモニタすることができます。