マテリアルステージ(西3ホール会場内)
2020年1月29日(水)
機能性フィルム研究会 合同例会「5G、IoTによる社会変革と期待される機能性フィルム」
5G時代のビジネス協創に向けた取組み
さまざまなパートナーさまと創る未来
13:05-14:05
株式会社NTTドコモ
5G ・IoT ソリューション推進室
担当部長
奥島 啓介氏
【講演者プロフィール】
2000年西日本電信電話株式会社入社。同社にてシステムエンジニアを経て、2009年より日本電信電話株式会社にて放送と連携したブロードバンドサービスの研究開発プロジェクトを推進。その後、2014年からは西日本電信電話株式会社にてLPWA/LoRaWANネットワークを活用したIoTビジネス開発プロジェクトを推進。
2019年より株式会社NTTドコモにて5G・AI・IoT等先進ソリューションの創出・拡大に従事。
【講演概要】
モバイルの通信規格は10年毎に世代を大きく変え、次世代モバイル通信規格「5G」の足音が聞こえてきています。2019年、令和元年はまさに「5G元年」、ドコモでは2019年9月には遂に5Gプレサービスを開始し、2020年春にはいよいよ日本においても5G商用サービスが始まります。来たる5G時代を見据え、ビジネスパートナーの皆さまと共にお客さまの期待を超えることにより、お客さまへの「驚き」と「感動」の提供、パートナーさまとの「新しい価値」の協創をめざしています。
また、ドコモの持つ先進技術(5G・IoT・AIなど)とパートナーさまのアセットを組み合わせた新たなソリューション協創活動を推進し、より豊かな未来を実現していきます。
ワイヤレスセンサネットワーク「ミスター省エネ」の設置事例
バッテリー駆動、配線レス、簡単設置、10年寿命、豊富な設置事例をご紹介します。
14:05-15:05
セイコーインスツル株式会社
時計事業部PI部WSNチーム
課長
高石 勉氏
【講演者プロフィール】
・1980年代後半から、ウオッチOEMの海外営業として香港に駐在。
・帰国後は弱無線を使ったデジタルウオッチの企画・営業を担当。
・2010年、ウオッチの低消費技術を活かした新ビジネス化検討プロジェクトに参加。
・2012年よりミスター省エネの企画・営業を担当し、現在に至る。
・法政大学経済学部卒業
【講演概要】
「環境の見える化」を強力にサポートする「ミスター省エネ」は、920MHz帯無線で手軽に電力・温度・湿度・CO2・照度・人感などのセンシング、Modbus通信による機器制御を行うことができる無線センサネットワークシステムです。さらに2019年10月には、設備稼働や電力消費の監視に最適なエネルギーハーベスト型の電流センサノードと冷凍・冷蔵庫の温度監視に最適な防水・低温体温の温度ノードが加わりました。2013年に発売以来、商業施設、工場、オフィスビルデータセンタ等、環境モニタリングを実現してきました。
高速高周波用フッ素系プリント基板用材料の開発動向
15:20-16:20
AGC株式会社
化学品カンパニー 開発部 プロジェクト推進室 複合商品グループ
グループリーダー
細田 朋也氏
【講演概要】
5Gチップでは、デジタル信号処理が主体のモデムだけでなく、アナログ信号処理によるRF回路を搭載するトランシーバーやアンテナを含むRFフロントエンドモジュールの開発が加速している。このような状況下、プリント基板用材料では、高周波信号の伝送損失が小さい低損失材料が注目を浴びている。低損失材料の中でもフッ素系材料、特にフッ素樹脂が比誘電率と誘電正接が小さい材料として知られている。
しかし従来のフッ素樹脂はその不活性な性質から、他材料との接着、分散などの複合化が困難であり、回路基板としては一部の用途への適用に限られていた。
このような中で、AGCでは独自のフッ素樹脂設計技術により、接着性や分散性を有するフッ素樹脂、<Fluon+EA-2000>を開発した。本材料の特徴を活かし、従来の回路基板材料と多様な形で複合化することにより、フッ素樹脂の電気特性と従来材料の機械特性を補い合ったミリ波帯に適した基板材料が実現可能となる。
矢野経済研究所シリーズ 船木知子の市場レポート
16:20-16:40
矢野経済研究所
インダストリアル&テクノロジーユニット 素材産業グループ
上席マネージャー
船木 知子氏