プレゼンテーション会場A(西2ホール会場内)

2020年1月29日(水)

オープニング特別シンポジウム
MEMS次世代テクノロジー
フォーラム

【開催時間】10:30-12:30 事前登録 無料 満席

開催趣旨:
次世代テクノロジー(自動車、5G、IoT、ロボット、バイオなど)に革新をもたらす、MEMS,センサ技術にフォーカス。次世代MEMS市場、そして数年先の技術が社会的・産業的に貢献するビジョンや方向性について、最新情報を発信します。

 

 
「バイオハイブリッドが拓く新産業創出に向けて」
10:30-11:00

竹内 昌治

東京大学大学院

情報理工学系研究科 知能機械情報学 専攻

教授

竹内 昌治

【講演者プロフィール】

2000年東京大学工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。
01年東京大学生産技術研究所講師。
03年同准教授、14年同教授、18年より現職。


【講演概要】

モノづくりが進化し、これまでになかったデバイスやシステムが次々と現れる一方で、生体に見られる分子認識能や物質産生能、自己組織化能などの機能を人工的に作り出すことは依然難しい。本講演では、人工的に実現することが難しい機能素子に関しては、分子や細胞など生物材料を直接用いることで解決するという考えのもと、生物と機械のそれぞれ優れた機能や構造を組み合わせたバイオハイブリッドデバイスに関して議論したい。
 

「赤外線イメージセンサーとその展開」
11:00-11:30

佐竹 徹也

三菱電機株式会社

先端技術総合研究所 環境・デバイス技術部門

部門統轄

佐竹 徹也

【講演者プロフィール】

1991年三菱電機㈱入社
主として液晶表示デバイスの研究開発に従事
センサデバイス、光デバイス等の電子デバイスの開発管理を経て2019年より現職


【講演概要】

赤外線センサーは、人感センサー、温度センサー、監視カメラ、車載ナイトビジョンなど、用途に応じて、様々な方式・画素数のセンサーが適用されている。三菱電機では、独自のサーマル(熱型)ダイオード赤外線センサー技術をベースに、人・物の識別や人の行動把握のためのIoTセンサーとして適用可能な赤外線センサー「MelDIR(メルダー)」を開発し、昨年、製品化した。講演では、本センサー技術と今後の開発の方向性、期待するアプリケーションを紹介する。

「多様化するMEMSデバイスの開発」
11:30-12:00

奥 良彰

ローム株式会社

研究開発センター

副センター長

奥 良彰

【講演者プロフィール】

1998年ローム株式会社入社し、Siウェハ内製化に従事後、LSI、有機エレトクロニクス、エナジーハーベスティング、センサネットワーク、IoTの研究開発や国プロに従事し、各種国際標準化活動にも参画し、現在は新規デバイスの研究開発に取り組み、2019年より現職。


【講演概要】

IoTや5Gが進展しつつある社会において、センサやアクチュエータとしてのMEMSデバイスが多様化していく事で、さまざまな利用シーンで省エネ・効率・安全・安心の質が高まっていくと考えられる。本講演では、モーションセンサとしての多様なアプリケーション、多様なセンサデバイスを取り上げた後、ロームグループでの圧電MEMSデバイスの取組についても紹介する。

「スマートセンシングが支えるデジタルトランスフォーメーション ~ものづくりのサービス化と人間拡張~ 」
12:00-12:30

牛島 洋史

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

人間拡張研究センター

副研究センター長

牛島 洋史

【講演者プロフィール】

1991年通商産業省工業技術院化学技術研究所入所、物質工学工業技術研究所、独立行政法人産業技術総合研究所を経て国立研究開発法人産業技術総合研究所
2018年より現職


【講演概要】

21世紀型のService Dominantなデバイスによって実現させるコトの一つとして「人に寄り添い、人を高める」人間拡張があるだろう。産総研が目指す人間拡張技術を支えるスマートセンシングと、デジタルトランスフォーメーションが成し遂げる人間拡張による健幸社会について紹介する。