会場 | : | <セミナー会場G>JISSO PROTEC特別講演会場/半導体オブザイヤー |
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2003年山口大学理工学研究科博士取得後、サンケン電気株式会社、島根大学総合理工学部講師を経て、2011年より島根大学総合理工学部准教授着任。2017年より名古屋大学未来材料・システム研究所教授着任。パワーエレクトロニクス全般 (磁気、制御、回路方式、半導体駆動)に関する研究に従事。博士 (工学)。応用は航空機電動化、自動車電動化、ワイヤレス給電の三本柱。各企業の戦略コンサルタント、技術顧問としての活動も幅広い。
電動車は各駆動、電力変換、情報通信関連機器においてパワー半導体の応用ニーズが増加し、それに伴う実装の複雑化が技術ボトルネックとなっている。こういった技術背景に対して電動アクスル(e-Axle)におけるパワー半導体実装技術の最前線と今後の動向について、2030年に求められる電動車両のあり方を読み取ることでロードマップ並びにそれぞれの実装技術要素に対する戦略を掲示する。具体的にはパワー半導体と基板の接合、冷却フィン材料、さらにはパワー半導体の冷却構造並びに冷却媒体の進化、変容について現地点における最新技術開発状況を紹介し、それら技術要素が電動アクスルに対してどの様なインパクトを与えるかについて、システム目線でも示していく。さらにSiC/GaNパワー半導体への変更による実装技術の変更、さらにはその進化も読み取り、車載用として信頼性を確保しながらどの様に高性能化を確保していくかの戦略も指南する。