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近年,第5世代移動通信システム(5G)の注目が集まっている.スマートファクトリーや遠隔施工技術を実現するIoT (Internet of Things) やコネクテッドカーを含むV2X(Vehicle to everything)などへの応用も検討されており,今後の発展が期待される.
しかしながら,これらの通信においては,ロバスト性の高い通信を実現するために,円偏波アンテナを利用した通信が望まれているものの,単一指向性で,低姿勢かつ広帯域な円偏波を放射するアンテナの実現は難しい.本研究では,パッチアンテナに,リングを周期的に配置したメタマテリアル(メタサーフェス)を適用することで,低姿勢かつ広帯域な円偏波アンテナを実現した.
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近年,第5世代,第6世代移動通信(5G,6G)をはじめとする高周波数帯を利用する電子デバイスが普及しつつある.また,これらのデバイスのために透明導電膜を利用した透明アンテナが検討されている.アンテナには給電のための伝送線路,すなわち給電線路が必要不可欠であるが,透明導電膜を利用した給電線路に関する研究はほとんどなされていない.本研究では,コプレーナ線路の構造パラメータに対する伝送特性の検討を行い,あわせて,電磁界分布についても検討を行った.
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近年,Internet of Things (IoT)をはじめ無線通信技術に関する研究が加速しており,電磁波を通信応用だけでなく,センシングにも応用する研究が進められている.これまで,パッチアンテナに代表される単一指向性アンテナにおいては,一般的に放射角度が狭く高利得なものが望まれており,これらに関する研究しかほとんど見られない.しかしながら,室内などのある広い一定空間を想定する場合,単一指向性であり,かつ放射角度の広いアンテナが望まれる.本研究では,過去に検討した湾曲化パッチアンテナを対象に,グラウンド部を積層階段状化させることによる放射角度への影響について検討を行った.結果,湾曲化時以上の広角化効果が得られることを確認した.
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本研究では,生体の内外にそれぞれ配置される通信用スパイラルコイルを利用した時の,送信コイルの位置ずれに対する経皮的伝送特性の検討を電磁界解析により行った.その結果,生体外に配置されたコイルの位置ずれ距離の増加に伴い,伝送特性は低下するが,送信コイルの位置ずれ距離が100 mm離れた場合であっても,生体内外にそれぞれ配置されたコイルが強く結合し,良好な伝送特性が維持されていることが確認された.また,電磁界分布から,磁界は生体の影響を受けにくく,生体外にある送信コイルによって励振された磁界が生体内にある受信コイルに良好に結合していることが確認された.