電源ケーブルの撚れとコモンモード電流の関係
2023年06月02日(金) 15:40-16:00 登録不要 無料
会場: <展示ホールセミナー会場E>3D-MIDセミナー/アカデミックプラザ
東京理科大学
松村 響太朗氏
【講演概要】
電源ケーブルはその扱いは丁重でなくてはならない。しかしながら、ケーブルを結んだり伸ばしたりを繰り返すことで、コークスクリュー現象が生じたり、撚れや断線が生じることがある。機器の使用者はこのことを意識しないことがあり、ケーブルの劣化による事故を防止するためには、ケーブルの撚れを定量的に明らかにする必要がある。ケーブルの撚れによるケーブルの電気的特性の変化については明らかにされていない部分も多い。本研究では、実際に医療現場で数年間使用された電源ケーブルに流れるコモンモード電流を新品のケーブルのものと比較し、ケーブルから生じる電磁波の変化を実測により評価したので報告する。