非歩行下でも発汗量計測可能なヘルメット型デバイスの開発
2023年06月02日(金) 13:20-13:40 登録不要 無料
会場: <展示ホールセミナー会場E>3D-MIDセミナー/アカデミックプラザ
公立諏訪東京理科大学 地域連携開発機構 医療介護・健康工学部門
小須田 司氏
株式会社フジタ
技術センター
皆内 佳奈子氏
株式会社フジタ
技術センター
影嶋 宏一氏
公立諏訪東京理科大学 地域連携開発機構 医療介護・健康工学部門
橋元 伸晃氏
【講演概要】
熱中症予防には体内の水分量を維持する事が必要であり、その為には全身発汗量を把握する事が重要である。筆者らは、頭部から蒸散する汗の水蒸気量に基づき、ヘルメット型で発汗量を計測するデバイスの開発を行い、人の全身発汗量を推定できることを示してきた。
作業行動として歩行を代表的な動作として研究してきたが、実際の現場作業で発汗量計測した結果、動きの少ない作業では発汗量が少なく計測されることが判明し、原因としてヘルメット内部に吹き込む風の有無が影響していることを突き止めた。温湿度センサーの配置位置や参照する環境空気の取り込み構造の最適化によって、正確な全身発汗量計測を実現したのでその内容を報告する。