光プローブ電流センサの高感度化のための小型集磁ヨークの検討
2023年06月02日(金) 13:40-14:00 登録不要 無料
会場: <展示ホールセミナー会場E>3D-MIDセミナー/アカデミックプラザ

信州大学 工学部 電子情報システム工学科 先端磁気デバイス(佐藤・曽根原)研究室

金子 秀太


信州大学 工学部 電子情報システム工学科 先端磁気デバイス(佐藤・曽根原)研究室

村上 拓也


信州大学 工学部 電子情報システム工学科 先端磁気デバイス(佐藤・曽根原)研究室

曽根原 誠


信州大学 工学部 電子情報システム工学科 先端磁気デバイス(佐藤・曽根原)研究室

佐藤 敏郎


信州大学 工学部 電子情報システム工学科 先端磁気デバイス(佐藤・曽根原)研究室

須江 聡


信州大学 工学部 電子情報システム工学科 先端磁気デバイス(佐藤・曽根原)研究室

宮本 光教


信州大学 工学部 電子情報システム工学科 先端磁気デバイス(佐藤・曽根原)研究室

久保 利哉



【講演概要】

Faraday効果を利用した光プローブ式電流センサは,非接触センシングが可能でかつ電磁ノイズの影響を受けないことから特に電源回路における電流計測で注目されている.数十Aを超えるような大電流に対しては磁気飽和し難く,かつ温度特性などに優れ,高いFaraday回転角を有するグラニュラー磁性薄膜(Co-MgF2)をセンサ部に用いて,電流計測を実現している.一方で1A未満の電流計測はS/N比が低くセンサの高感度化が課題であった.そこで発表者らでは,センサヘッド部に小型集磁ヨークを用いることで印加磁界をエンハンスし,単位磁界あたりのセンサ出力を高くし,センサの高感度化を図ることを検討した.本発表では,ヨークの形状を検討し,それに基づき試作し,ヨーク付センサヘッドを用いた光プローブ電流センサの特性評価について報告する.