非水溶媒浴からのアルミニウム電析への第四級アンモニウム塩微量添加効果
2023年06月01日(木) 13:40-14:00 登録不要 無料
会場: <展示ホールセミナー会場E>3D-MIDセミナー/アカデミックプラザ
関東学院大学大学院工学研究科
立野 尚輝氏
関東学院大学大学院工学研究科
水澤 旭氏
関東学院大学大学院工学研究科
小岩 一郎氏
フォトテクニカ株式会社
大山 健氏
フォトテクニカ株式会社
金 南宰氏
【講演概要】
本研究では,ジメチルスルホンと塩化アルミニウムの基本浴に添加剤(塩化アンモニウムと塩化テトラメチルアンモニウム,塩化アンモニウムと塩化テトラエチルアンモニウム)を加えて,電析に与える影響について確認した.その浴を前処理してめっきを1回目が60mA15C,2,3回目が50mA15Cで行った.その結果,添加剤を加えた試料では,添加剤を加えていない試料に比べて,平滑かつ緻密な電析膜の作製ができるということが確認できた.塩化アンモニウムと塩化テトラメチルアンモニウムを2:10加えた試料が映り込み写真の評価も良く,Al(111)面ピークよりもAl(200)面ピークが大きく,面粗さ(Sa)が0.108µm,複数線粗さ(Ra)が0.097µm,Alの含有率が87.2%と良い結果になった.