〈南2ホール C会場〉

Smart Sensing 2021 Innovation Summit

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Keynote

価値共創的アプローチに基づくデジタル変革(DX)
~ リアルワールドビッグデータと確率モデリング 〜
10:15-11:05

本村 陽一

国立研究開発法人産業技術総合研究所

人工知能研究センター

首席研究員

本村 陽一

【講演者プロフィール】

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター首席研究員.博士(工学).
産総研サービス工学研究センター副研究センター長、人工知能研究センター副研究センター長などを経て2016年より現職.東京工業大学特定教授、神戸大学客員教授、人工知能技術コンソーシアム会長を兼務. IPA未踏ソフトスーパークリエーター,AIベンチャーCTO,人工知能学会理事,サービス工学理事、行動計量学会理事なども歴任.


【講演概要】

デジタル変革(DX)においては、単にIT導入を行うことでは不十分で、価値創出のためにプロセスや組織を変革することが本来の目的である。
ここでは、価値を創出するために主体となるステークホルダーとの共創を進めるアプローチと、実社会ビッグデータからモデルを構築し、計算可能にする確率モデリング技術を用いた事例を紹介する。
また、価値共創のDXを進める産総研人工知能技術コンソーシアム(AITeC)が目指す、人工知能技術の社会実装への取り組みとこの取組の中でDX推進のために重要な変革のマネジメントや価値のデザイン手法、DX推進のプラットフォームなどについても述べる。

特別講演

【本講演は事前収録した講演動画を会場でお流しします。】ソニーに学ぶ、変革期における挑戦
――日本のものづくりの未来、必要とされるパラダイムシフト
11:25-12:15

出井 伸之

クオンタムリープ株式会社

代表取締役会長 ファウンダー

出井 伸之

【講演者プロフィール】

1960年早稲田大学卒業後、ソニー入社。主に欧州での海外事業に従事。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業部長など歴任した後、1995年社長就任。以後10年に渡りソニー経営のトップとしてソニー変革を主導。退任後、2006年9月にクオンタムリープ株式会社を設立。大企業変革支援やベンチャー企業の育成支援活動を行う。NPO法人アジア・イノベーターズ・イニシアティブ理事長。2020年4月より現職。

株式会社アペルザ

代表取締役社長

石原 誠

【講演者プロフィール】

新卒で株式会社キーエンスに入社。2001年より社内ベンチャープロジェクトとして、キーエンス初のインターネット事業である「iPROS(イプロス)」の立ち上げに参画。執行役員として経営に携わり、国内最大規模に成長させる。キーエンスを退職後、複数のスタートアップ創業経験を経て、2016年7月に株式会社アペルザを創業し現任。


【講演概要】

世界的企業であるソニーにおいて、約10年にわたり経営のトップを担った出井氏。オーディオ、コンピュータ、VTRなどの事業本部の責任者を歴任し、常に挑戦の最前線にいました。デジタル時代への突入とともに迎えた“パラダイムシフト“のなかで、企業の成長と変革にどう向き合ってきたのか話を伺います。

Keynote

五感センサ最後のフロンティア「嗅覚センサ」-その歴史・現状・展望
13:35-14:25

吉川 元起

国立研究開発法人物質・材料研究機構

機能性材料研究拠点 電気・電子機能分野 嗅覚センサグループ

グループリーダー

吉川 元起

【講演者プロフィール】

2004年 東京大学大学院理学系研究科博士過程修了。
2005年 東北大学・金属材料研究所助教、
2007年 バーゼル大学・客員研究員、
2009年 NIMS・ICYS研究員、
2011年 同独立研究者などを経て、
2016年より同グループリーダー。
全国発明表彰、清山賞、文部科学大臣表彰、nano tech プロジェクト賞などを受賞。
嗅覚センサと関連技術、およびそれらの統合に関する研究に従事。


【講演概要】

五感のうち最もデバイス化が遅れているのが「嗅覚」です。その歴史は1980年代から始まっていますが、40年近く経った現在に至っても日常レベルでの普及が進んでいません。本講演では、嗅覚センサの歴史を振り返りつつその技術課題を俯瞰し、最近の我々の総合的な研究開発と、今後の展望について紹介します。

企業プレゼンテーション

エネルギーハーベスティング開発・実用化の最新動向2021
14:35-15:15

竹内 敬治

株式会社NTTデータ経営研究所

社会基盤事業本部 

社会・環境戦略コンサルティングユニット/シニアマネージャー

竹内 敬治

【講演者プロフィール】

京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、大手シンクタンクなどを経て、2010年5月より現職。通信、エネルギー、ITなどの分野の各種調査研究・開発プロジェクトに従事。2010年5月、エネルギーハーベスティングコンソーシアムを設立し、事務局を務める。他にJST CREST・さきがけ複合領域「微小エ ネルギーを利用した革新的な環境発電技術の創出」領域アドバイザー、金沢大学客員教授、東京医科歯科大学非常勤講師、NEDO技術委員など


【講演概要】

光、振動、熱、電波など、身の周りにある微小なエネルギーから発電するエネルギーハーベスティング(環境発電)は、IoT社会の実現には必須の電源技術であり、持続可能な社会の実現に向けて、その重要性が高まっています。本講演では、国内外におけるエネルギーハーベスティング開発・実用化の最新の進展状況を紹介します。また、直近の国家プロジェクトで得られた様々な成果や、今後の取り組みについても紹介します。

企業プレゼンテーション

多品種変量時代の戦い方 ”半導体実装開発に付加価値あり” 低温実装技術などの紹介あり
15:30-16:10

安藤 守

コネクテックジャパン株式会社

営業開発本部

取締役

安藤 守


【講演概要】

半導体前工程技術の限界が見え始め、More than Mooreが求められる。その解の一つが実装技術である。またIoT,ウエアラブル分野の進展により低温実装技術のニーズも拡大している。あらゆる材料、装置メーカの参入機会ともなっている。一方PLCは短く、多品種少量時代に入った。弊社の取組みを紹介します。