カンファレンスB
2024年7月5日(金)
健康まちづくりEXPO
テーマ:地域医療・介護
これからの時代に必要な、つながりある「地域主体の健康のまちづくり」~持続可能なまちを目指して
14:45-15:15 事前登録
福井大学
医学部地域プライマリケア講座
教授
たかはま地域医療イノベーションセンター
センター長
井階 友貴氏
【講演者プロフィール】
1980年兵庫県丹波篠山市生まれ。滋賀医科大学卒業後、2008年より福井県高浜町に赴任、09年から福井大学医学部の教員として高浜町マスコットキャラクター「赤ふん坊や」と共に地域医療、医学教育、健康のまちづくりに邁進。18年より同講座教授。14年~15年ハーバード公衆衛生大学院客員研究員、15年より高浜町健康のまちづくりプロデューサーを兼務。自他共に認める「まちづくり系医師」。総務省「地域力創造アドバイザー」。
【講演概要】
今、医療・介護などの健康分野では,病院や施設から生活へと、現場がどんどんシフトしている。そんな中、我々医療介護専門職もまちに出て、地域のあらゆるメンバーとともにまちづくりにかかわる必要があると感じたのが2009年。以来まちと向き合い、「ソーシャル・キャピタル」(=地域の絆・つながり)の向上を、「行動経済学」、「地域社会参加型研究」の要素を意識して取り組み、ソーシャル・キャピタルの健康効果(寿命・健康寿命の延伸等)およびその他の分野への効果を、地域総出で引き出そうと尽力している。
上記を実践している高浜町在住の高齢者を対象とした悉皆コホート調査においては、ソーシャル・キャピタル指標の向上を確認している。
まちづくりに欠かせない健康。これからは、健康分野の方から他分野へとアプローチし、地域の力を引き出しながら、広域多職種連携・協働で地域と楽しく継続的に向き合っていく必要がありそうだ。